美容師の給料が安い理由ってなんだろう?そして安い給料を解決する方法はあるのかな?
こういった疑問にお答えします。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
私は1人美容室を経営しており、サロンワークの収入と副業収入でまとまった月給をコンスタントに稼いでいます。
しかし、常に順風満帆だったのかと言えばそうではなく、
美容師になってからの20年間、何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
安い給料で、生活が苦しくなったのも一度や二度ではありません。
これまでに経験した失敗や、遠回りした実体験を生かしたアドバイスをします。
✔あなたへ前置きメッセージ
本記事は、『美容師の給料が安い原因と解決策を教えてほしい。』という方に向けて書いています。
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髪のコンプレックスに悩む女性のヘアケアをおこない、2つのメディアを運営中。
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美容師の給料が安い原因は経営方針【サロンを疲弊させない→高い月給への近道】
美容師の給料は安いというのは、多くの方が持っている一般的なイメージです。
そして朝早くから夜遅くまで拘束され続ける…といったイメージもありますよね。
美容師だけでなく理容師もそうですが…。
国家資格が必要な職種であるにもかかわらず、正社員であろうが一人前になろうが、世の中のサラリーマンよりは少ない給料になっているのです。
でも…、なぜそんなに長時間過酷な労働をしているのに、美容師の給料は安いの??
7年ほどサロン経営を続け、様々なサロン経営者とつながりのある私が断言します。
給料が安いのは、スタッフに渡すべき給料が“余計なところ”に流れてしまっていることが原因です。
“余計なところ”にお金が流れるから、人件費にお金をかけられないということです。
“余計なところ”とはどこ⁇
“余計なところ”とは、“広告宣伝費の高さ”と、“メニューの安売り(ディスカウント)”です。
この2つが“給料が安い原因”を作っているのです。より深掘りしていきます。
広告宣伝費でサロンが疲弊
あなたのサロンにも『ホームページ作りませんか?』、『サロン専用のアプリ作りませんか?』などと言うような営業マンが来たり、営業電話がかかってきたりするかと思います。
その他にもホットペッパービューティーや、折り込みチラシもそうです。
雇われている間に、集客を学ばせてもらえなかった経営者さんは、ついついこういったものにお金を使いがちです。
こういったものの大半は、金額と効果の採算が合わない可能性が高いものばかりです。
(クレーム来そう…、すいません。でも事実ですもん。)
やればやるほどサロンにお金が残らなくなってしまいます。
ぶっちゃけコスパ悪すぎです。
メニューの安売りでサロンが疲弊
先ほどの話にも通じるのですが、集客の仕方を知らない経営者が陥りやすい罠として、“メニューの安売り”があります。
“安いメニューを提示すること”は確かに人を集めるために手っ取り早い手法ではあるのですが、危険な手法でもあります。
“メニューの安売り”をすることによる、メリットとデメリットをお伝えします。
・ 思考停止でもある程度、集客の効果を期待できる。
・ 忙しいわりに売り上げが伸びず(客単価低下)、スタッフのモチベーションが低下する
・ 最初は良くても長期間続けると、次第に“安い”に慣れた客のレスポンス(反応)が全体的に落ちる
・ 客質が悪くなってしまう(クレーマーが増える)
これらのようなことをすることで、“安い給料が当然な業界”の土壌が出来上がってしまうのです。
低料金で集客するよりも、口コミで集客することを意識しないといけないね。単価を下げないためにもお客さまに喜んで貰えるようなメニューを作るのも大切ね。薄毛予防のための頭皮ケア、ダメージ改善メニューなどに徹底的に取り組もう。
(→ 美容師売り上げ60万の生産性を目指すべき【全技術者に告ぐ】)
美容師の安い給料は実際どれほど??役割ごとに調査【アシスタント手取り12万!?】
美容師の給料が安いという言葉の真意を、“数字で見える化”していきます。
以下のグラフの数字は、厚生労働省が出している資料を調査した、“平均月給の中央値”となります(男性美容師、女性美容師全ての平均値)。
東京や大阪をはじめとした都会から、地方で活躍している美容師さん全てを含めた平均値になっておりますので、参考までにご覧ください。
(※今回は受付レセプションのポジションは省いています。)
(→ 美容師が年収上げたいなら開業しろ【まだ雇われで消耗してるの?】)
アシスタント | 平均給料 14万円~17万円 |
ジュニアスタイリスト | 平均給料 15万円~22万円 |
スタイリスト | 平均給料 19万円~30万円 |
トップスタイリスト | 平均給料 30万円~50万円 |
サロンオーナー | 平均給料 30万円~100万円 |
アシスタントの場合
平均月給は、14万円~17万円です。
専門学校を卒業し国家試験に合格すると、サロンに就職し美容師生活が始まります。
スタイリストになる前の段階で、シャンプーなどの軽作業、掃除、スタイリストのヘルプなどの雑務が主な業務です。
まずは道具の使い方を学んだり、技術練習をしたり、お客さんに顔を覚えてもらわないとね♪
出来る仕事も少なく、売り上げを作ることがでないためか、やはり給料は安いです。
意外だったのが、一般的に都会のサロンで勤めるアシスタントよりも、地方のサロンで勤めるアシスタントの方がお給料が高い傾向があるようです。
(→ 美容師の給料は高いか地域、会社、企業の観点から検証した【超有益】)
なので都会でアシスタントとして技術を勉強している人は、他のバイトの掛け持ちをしている人も少なくないようですね。
ジュニアスタイリストの場合
給与平均は平均15万円~22万円です。
スタイリストにはなったものの、まだスタイリスト経験が浅い人のことを指します。
主に小さい子供などのカットを担当させてもらうことが多いようです。
サロンによっては、このポジションを作っていないところもあるようです。
アシスタント時代に比べるとスキルや実力が上達し、収入は少し良くなっているようですが、Jr.スタイリストの時にはまだ指名客なども少ないので、プラスアルファの報酬などは期待できないかもしれません。
実際給料が平均15万円~22万円と安いですね。
(→ アースの美容師の年収や労働条件を見たらやはり厳しい【納得】)
スタイリストの場合
給与平均は平均19万円~30万円です。
どんな髪型や要望にも対応できるレベルになると、晴れてスタイリストという役割を与えられます。
同じスタイリストでも、指名客数や就いた役職などで、給料が変わったりする(歩合給)ことも多いようで同じ時期に入社した同期の仲間ともそろそろ年収の差が付き始めるころです。
(→ 美容師の給料はいくら?手取り30万円は稼げ【貧乏スタイリスト必読】)
トップスタイリストの場合
給与平均は平均30万円~50万円以上です。
スタイリストの中でも、お客様からの人気と高い技術力を持った人のみが到達することができるポジションです。
ここに到達できると、月収50万円前後を稼ぐ人がポツポツ出現します。
美容師みんながあこがれるポジションです。
経営者(サロンオーナー)の場合~年収を上げたい40代美容師が目指すべき地点~
給与平均は平均30万円~100万円以上です。
雇われの身から独立、開業した人のことです。
人生において大きく成功しようとしたら、サロン経営者になることが必要です。
(とはいえ、必ず成功する保証はないですが…。)
しかし技術力はもちろん、経営力、マネジメント力、人心掌握力など複数の能力を求められます。
(→ 1人美容室の経営で年収600万円以上は確実。今後独立開業する人必見)
9割の美容院は求人の難しさで悩んでいるみたいだし、毎月の固定費を工面したりとか…。苦労は多そうだよね。
そういった事を乗り越えて、うまく数店舗を経営していけば、年収数千万に達成するのも夢ではありません。
(→ 年商1000万美容室の経営者は年収700万以上【金持ち美容師爆誕】)
なぜ美容師の給料は安いと感じるのか??【年収ランキング167位の意味】
“美容師は資格職でありながら、給料ランキングは全職業中167位”という事実を他の記事でお伝えしました。
(→ 美容師の年収ランキング衝撃の結果がコレ【美容業界の悲惨さにむせび泣き…】)
しかしよくよく考えると、もっと安いお給料の職業種類がわんさかとあるのです。
でもなぜ美容業界関係者は口をそろえて『安い』と言うのでしょうか??
この質問の回答としては、“拘束時間の長さ”が理由の一つであると言えるでしょう。
“拘束時間が長いわりにお給料が安い”という事を訴えているのでしょう。
(→ 美容師の給料と労働基準法について厳しい現状を暴露【閲覧注意】)
ここもあなたの考え方ひとつで、気持ちの在り方が大きく変わります。
例えば…、アシスタントのうちは数字(お金)を作ることができません。
これから美容業界や技術について色々なことを学んでいく、“赤ちゃん”のようなものです。
これからあなたが美容師として活躍していくための、技術やマインドを先輩方やお客様が教えてくれます。
だからこう考えるといいのです。
~学校に行かせてもらいながら、お金まで頂いている~
そう考えると、感謝の気持ちや謙虚な気持ちが出て、あなた自身も3倍速で成長していきます。
不満を持ってサロンワークしていると周辺の人々はもちろん、何よりあなた自身が大きく損をしてしまいます。
まだ先輩方ほど会社に貢献できていないレベルなのに、先輩と同じ待遇を求めていることが原因になっていることがあるかもしれません。
きびしい言い方をすると、自身の技術レベルを超えて欲求が強すぎるのです。
(→ 美容師の問題点は断然この3つ【解決策を知って貧困を回避せよ】)
今後の美容師の在り方~年収中央値600万の価値観~
今までの固定観念を、捨て去る必要があると考えています。
“技術が良ければお客様が集まる、接客が良ければ人気サロンになる”
この考え方は美容師が職人気質であるがゆえに、陥りがちな誤りです。
確かに間違いではないかもしれませんが、今後はそれだけでは運営が厳しくなるし、給料は安いままです。
例えば、昔からスマホでヘアスタイルの写真を探すことができたでしょうか??
30年前のカラー比率は、今ほど高かったのでしょうか??
お客様を取り巻く美容事情もドンドン変化してきています。
私たち美容師も時代のニーズに応じて、進化をしていく必要があるわけです。
年収600万円以上を目指していきたいのであれば、なおさらのことです。
(→ 美容師が売り上げ関係なく年収1000万にした全く新しい働き方)
安い美容師の給料の手取り額はこう上げる~ポジションを取ろう~
一部の美容師は“給料が安い、保険や保証がない、だから転職を考える”と言います。
しかし、好きで始めた仕事を“給料が安い”といった理由であきらめてしまうのは、とてももったいないとおもいませんか?
退職は“最後の手段”です。
“最後の手段”までに、あなたがすべき事はたくさんあります。
先ほどの話と重複するのですが、美容師として…
✓ 安い給料を上げたい…、
✓ 安定が欲しい…、
✓ 自由な時間が欲しい…
と考えるのであるならば、解決策とやり方は一つです。
“普通の美容師にならないようにすること”です。
(→ 美容師が売り上げ200万の壁を破壊するための5項目【重要】)
じゃあ“普通じゃない美容師”という事は、具体的にどういうことか??
何も“映画に出てくるようなスーパーマンになれ”という事ではありません。
そんな難しい発想をしないでください。
どんな些細なことでもいいんです。
他の美容師よりもちょっとだけ努力している…とかですね。
毎日がいっぱいいっぱいで、さらに頑張るなんてできっこない…。
と思われるかもしれません。
先ほども言いましたが、どんな些細なことでもいいのでアイデアを絞り、行動しましょう。
(→ 美容師が稼げないのは当然。理由は簡単。商売相手がいない。)
知らぬ間にあなたの成長が止まっていた…なんてことがないように対策をすることが必要です。
・ 毎日誰よりも早く出勤する。
・ 接客に使う会話のネタ探しのために、毎朝30分早く起きて読書する。
とか日常の生活に、少しだけ変化を付けます。
要は、“今までの自分から進化したいのであれば、今までやってることプラスアルファで、何か仕事に関連したことを始めてみる”という事ですね。
同期のライバルを追い越したいのなら、同じ量の努力をしていてもダメです。
安い給料をどうにかしたいのであれば、同期のライバルがやっている事に、プラスアルファで何かを継続していくことです。
数日で劇的に変化する約束はできませんが、小さな積み重ねが1年後には大きな成長となっていることは間違いありません。
実際に私もそうやって自分の売上数字を伸ばし、給料が安い状況を打破してきました。
“成長のコツ”があるとしたら、“小さな変化を忘れずに意識して行動する。そしてそれを継続する。”
これが最適な答えになると考えています。
個人的な話をしますが…
私も“他の美容師たちと一線を画したい”という気持ちからプログラミング等を学び、多くのサロン経営者様にネット集客の仕方を教えたり、ホームページやWebサイトを作成したり…というような活動をしてきました。
実はITに特化した美容師って日本中を見てもライバルが少ないんです。
私のように競合性の低いジャンルを極めていくと、比較的かんたんに唯一無二の美容師になることができます。
この様に美容師として進化するもう一つのメリットは、収入の柱が一つ増えるという事です。
言うまでもなく、収入の柱が増えれば“給料が安い”といった問題も解決に一歩前進します。
現在、流行性のウイルスで打撃を受けている美容室が多いです。
私のサロンも影響は受けていますが、幸い副収入だけでも生活に困ることはありません。
美容師は労働力を切り売りする仕事です。
とてもやりがいはありますが、逆に仕事ができない状況になってくると、給料がストップしてしまうわけです。
これでは雇用しているスタッフや家族を守ることができません。
そういった意味でも何かを始めながら、早く“普通のどこにでもいるような美容師”から脱却することを強くおすすめします。
『私は美容師であるから、他のことを勉強するのはちょっと…』という声もあるでしょう。
しかしこれこそが美容師の持つ“古く悪い固定概念”です。
社会経済を見ても、一つのことで飯を食べていくことが困難な時代になってきています。
トップランクの企業に勤めているサラリーマンに、国が副業を薦めている現状を見ても、それは一目瞭然でしょう。
それに美容師が色々なことを学んでいくことは、絶対悪なのでしょうか??
あなたが成長することで、周りの仲間やお客様にもいい波動を与えられるし、あなたの学んだ知識や技術が誰かを救うことがあるかもしれない。
とはいえ!!まだ美容師として中途半端な道程なのであれば、美容師の技術を磨くことに集中してくださいね♪
ボーナスなしで給料も安い美容師が収入を伸ばす方法~年収700万も可能~
施術も高いレベルでできるようになり、おまけに年齢を重ねてくると“月額給料アップの限界”に行きつきます。
美容師という業種の給与体系は、【固定給】or【基本給+歩合給】なのですが、そもそも労働時間に対しての支給される料金ベースが恐ろしく低いので、どれだけ一生懸命勤務しても限界が生じる給料システムなのです。
ボーナス(賞与)や手当も他業種のようなしっかりとした額ではありませんし…。
キャリアを積んだベテラン美容師が収入を増やす方法はないのでしょうか?
この悩みに対しての回答は以下の3つがあります。
✔ 業務委託、フリーランスなどのような働き方に変える
✔ ダブルワークを行う
私がベテラン美容師に特にオススメしたいのは、ダブルワーク。
2018年以降、副業を始める美容師がドンドン増えています。
美容師にオススメしたいダブルワークを以下の記事にまとめてみたので、『収入を増やしたいな。』と考えているのであれば、ポイントをおさえてみてください。
(→ 副業のない美容師人生はきっとつまらない【推奨ダブルワーク11選:2022年版】)
この記事が、安い給料に悩んでいる美容師たちの、進化のきっかけになればと願います。
よければあなたの感想もお聞かせくださいね。
つたない文章に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。