オーナー中村オーナー中村

美容師の給料が安いのには理由があります。様々な事情があって、従業員の給料を増やすことが出来ない悪循環に陥っているのです。そして経済的な不安を持つ美容師がたくさんいます。経済的な悩みを解決する方法もお伝えしていきますので、悩んでいる美容師ほど記事を読んでいただきたいと思います。

 

 

美容師の給料が安い原因は経営方針

 
美容師の給料が安い原因は経営方針

 
美容師の給料は安いというのは多くの方が持っているイメージです。

 
そして朝早くから夜遅くまで拘束され続ける…といったイメージもありますよね。

 
でもなぜそんなに長時間過酷な労働をしているのに、美容師の給料は少ないのでしょうか??

 
7年ほどサロン経営を続け、様々なサロン経営者とつながりのある私が断言します。

 
これは、スタッフに渡すべき給料が“余計なところ”に流れてしまっていることが原因です。

 
“余計なところ”とはどこか⁇

 
それはお客様を集めるための“広告宣伝費”と、“メニューの安売り(ディスカウント)”です。

 
この2つをより深掘りしていきます。

 

広告宣伝費でサロンが疲弊

 
広告宣伝費でサロンが疲弊

 
あなたのサロンにも『ホームページ作りませんか?』とか『サロン専用のアプリ作りませんか?』などと言うような営業マンが来られたり、営業電話がかかってきたりするかと思います。

 
その他にもホットペッパービューティーや、折り込みチラシもそうです。

 
雇われている間に、集客を学ばせてもらえなかった経営者さんはついついこういったものにお金を使いがちです。

 
こういったものの大半は、全然採算が合わないものばかりです。
(クレーム来そう…、すいません。でも事実ですもん。)

 
やればやるほどサロンにお金が残らなくなってしまいます。

 

メニューの安売りでサロンが疲弊

 
メニューの安売りでサロンが疲弊

 
先ほどの話にも通じるのですが、集客の仕方を知らない経営者さんが陥りやすい罠として、メニューの“安売り”があります。

 
ディスカウントは確かに人を集めるために“手っ取り早い手法”ではあるのですが、危険な手法でもあります。

 
“メニューの安売り”をすることによるメリットとデメリットをお伝えします。

 

【メリット】
・ 思考停止でも集客にある程度の効果を期待できる。

 

【デメリット】
・ 忙しいわりに売り上げが伸びず(客単価低下)、スタッフのモチベーションが低下する。
・ “安売り”に慣れてしまった客のレスポンス(反応)が落ちる。
・ 客質が悪くなってしまう(クレーマーが増える)。

 
これらのようなことをすることで、スタッフが貰うべきお金がドンドン無くなってしまうのです。

 
美容師は給料が安い

 

美容師の給料が実際どれほどなのか??役割ごとに調査した

 
美容師の給料が実際どれほどなのか??役割ごとに調査した

 
美容師の給料が安いという言葉の真意を“数字で見える化”していきます。

 
以下のグラフの数字が、調査した平均月給の中央値となります(男性美容師、女性美容師全ての平均値)。

 
東京や大阪をはじめとした都会から、地方で活躍している美容師さん全てを含めた平均値になっておりますので参考までにご覧ください。

 

アシスタント 平均14万円~17万円/月
ジュニアスタイリスト 平均15万円~22万円/月
スタイリスト 平均19万円~30万円/月
トップスタイリスト 平均30万円~50万円以上/月
経営者
サロンオーナー
平均30万円~100万円以上/月

 

アシスタントの場合

 
アシスタントの場合

 
平均月給は、14万円~17万円です。

 
専門学校を卒業し国家試験に合格すると、まずここから美容師生活が始まります。

 
スタイリストになる前の段階で、シャンプーなどの軽作業、掃除、スタイリストのヘルプなどの雑務が主な業務です。

 
売り上げを作ることができず、出来る仕事も少ないためか、やはり給料は少なめです。

 
意外だったのが、一般的に都会のサロンで勤めるアシスタントよりも地方のサロンで勤めるアシスタントの方がお給料が高い傾向があるようです。

 
(→ 美容師のお給料が安いってホント!?役職別に給料・年収の実態を知ろう!)

 
なので都会でアシスタントとして技術を勉強している人は、他のバイトの掛け持ちをしている人も少なくないようですね。

 

ジュニアスタイリストの場合

 
ジュニアスタイリストの場合

 
給与平均は平均15万円~22万円です。

 
スタイリストにはなったものの、まだスタイリスト経験が浅い人のことを指します。

 
主に小さい子供などのカットを担当させてもらうことが多いようです。

 
サロンによっては、このポジションを作っていないところもあるようです。

 
アシスタント時代に比べるとスキルも上達し、収入は少し良くなっているようですが、Jr.スタイリストの時にはまだ指名客なども少ないので、プラスアルファの報酬などは期待できないかもしれません。

 

スタイリストの場合

 
スタイリストの場合

 
給与平均は平均19万円~30万円です。

 
どんな髪型や要望にも対応できるレベルになると、晴れてスタイリストという役割を与えられます。

 
同じスタイリストでも、指名客数や就いた役職などで、給料が変わったりする(歩合給)ことも多いようで同じ時期に入社した同期の仲間ともそろそろ年収の差が付き始めるころです。

 

トップスタイリストの場合

 
トップスタイリストの場合

 
給与平均は平均30万円~50万円以上です。

 
スタイリストの中でも、お客様からの人気と高い技術力を持った人のみが到達することができるポジションです。

 
ここに到達できると、月収50万円以上を稼ぐ人がポツポツ出現します。
美容師みんながあこがれるポジションです。

 

経営者 サロンオーナーの場合

 
経営者 サロンオーナーの場合

 
給与平均は平均30万円~100万円以上です。

 
雇われの身から独立、開業した人のことです。

 
大きく成功しようとしたらサロン経営者になることが必要です。

 
しかし技術力はもちろん、経営力、マネジメント力、人心掌握力など複数の能力を求められます。

 
うまく数店舗を経営していくと、年収数千万を稼ぐことができます。

 
なぜ安いと感じるのか??

 

なぜ美容師の給料は安いと感じるのか??

 
“美容師は資格職でありながら、給料ランキングは全職業中167位”という事実を他の記事でお伝えしました。

(→ 美容師の年収ランキング衝撃の結果がコレ【久々にむせび泣き…】)

 
しかしよくよく考えると、もっと少ないお給料の職業も種類がわんさかとあるのです。

 
でもなぜ美容業界関係者は口をそろえて『安い。』と言うのでしょうか??

 
この質問の回答としては、拘束時間の長さが理由の一つであると言えるでしょう。

 
拘束時間が長いわりにお給料が安い”という事を訴えているのでしょう。

 
考え方ひとつで気持ちの在り方が大きく変わります

 
ここもあなたの考え方ひとつで気持ちの在り方が大きく変わります。

 
例えば…、アシスタントのうちは数字(お金)を作ることができません。

 
これから美容業界や技術について色々なことを学んでいく、“赤ちゃん”のようなものです。

 
これからあなたが美容師として活躍していくための、技術やマインドを先輩方やお客様が教えてくれます。

 
だからこう考えるといいのです。

 
学校に行かせてもらいながら、お金まで頂いている

 
そう考えると、感謝の気持ちや謙虚な気持ちが出て、あなた自身も3倍速で成長していきます。

 
不満を持ってサロンワークしていると周辺の人々はもちろん、何よりあなた自身が大きく損をしてしまいます

 
まだ先輩方ほど会社に貢献できていないレベルなのに、先輩と同じ待遇を求めていることが原因になっていることがあるかもしれません。
きびしい言い方をすると、自身の技術レベルを超えて欲求が強すぎるのです。

 
今後の美容師の在り方~価値観を変える~

 

今後の美容師の在り方~価値観を変える~

 
今までの固定観念を、捨て去る必要があると考えています。

 
“技術が良ければお客様が集まる、接客が良ければ人気サロンになる”

 
これらは、“職人の正しい仕事のあり方”ではありません。

 
この考え方は美容師が職人気質であるがゆえに、陥りがちな誤りです。

 
確かに間違いではないかもしれませんが、今後はそれだけでは運営が厳しくなる時代が必ず訪れます。

 
例えば、昔からスマホでヘアスタイルの写真を探すことができたでしょうか??

 
30年前のカラー比率は今ほど高かったのでしょうか??

 
お客様を取り巻く美容事情もドンドン変化してきています。

 
私たち美容師も時代のニーズに応じて、進化をしていく必要があるわけです。

 
あなたは変わっていくべきである

 

安い美容師の給料はこうやって上げるべし

 
一部の美容師は“給料が安い、保険や保証がない、だから転職を考える”と言います。

 
しかし、好きで始めた仕事をそんな理由で諦めてしまうのは、とてももったいないと思います。

 
美容師という仕事が好きであるならば、退職するのは最後の手段です。

 
それまでにあなたがやるべき事はたくさんあります。

 
先ほどの話と重複するのですが、美容師として成功したい…、収入を上げたい…、安定が欲しい…、自由な時間が欲しい…と考えるのであるならば、解決策とやり方は一つです。

 
普通の美容師にならないようにすること”です。

 
じゃあ普通じゃない美容師という事は具体的にどういうことか??

 
何も“映画に出てくるようなスーパーマンになれ”という事ではありません。
そんな難しい発想をしないでください。

 
どんな些細なことでもいいんです。

 
他の美容師よりもちょっとだけ努力している…とかですね。

 
“毎日がいっぱいいっぱいで、さらに頑張るなんてできっこない…。”

 
と思われるかもしれません。

 
先ほども言いましたが、どんな些細なことでもいいのでアイデアを絞り、行動しましょう。

 
知らぬ間にあなたの成長が止まっていた

 
知らぬ間にあなたの成長が止まっていた…なんてことがないように対策をすることが必要です。

 

・ お客様の名前を会話中に3回は必ず入れる。
・ 毎日誰よりも早く出勤する。
・ 接客に使う会話のネタ探しのために、毎朝30分早く起きて読書する。

 
とか日常の生活に少しだけ変化を付けます。

 
要は、“今までの自分から進化したいのであれば、今までやってることプラスアルファ何か仕事に関連したことを始めてみる”という事ですね。

 
同期のライバルを追い越したいのなら、同期のライバルと同じ量の努力をしていてもダメです。

 
同期のライバルがやっている事プラスアルファで何かを継続していくことです。

 
一日で劇的に変化する約束はできませんが、小さな変化が1年後には大きな変化となっていることは間違いありません。

 
実際に私もそうやって自分の数字を伸ばしてきました。

 
成長のコツ”があるとしたら、“小さな変化を忘れずに意識して行動する。そしてそれを意識し続ける。”

 
これが最適な答えになると考えています。

 
小さな変化を忘れずに意識して行動する。そして行動し続ける。

 
個人的な話をしますが…

 
私も他の美容師たちと一線を画したいという気持ちからプログラミング等を学び、多くのサロン経営者様にネット集客の仕方を教えたりホームページやWebサイトを作成してあげたり…というような活動をしてきました。

 
実はITに特化した美容師って日本中を見てもライバルが少ないんです。

 
私のように競合性の低いジャンルを極めていくと、比較的かんたんに唯一無二の美容師になることができます。

 
この様に美容師として進化するもう一つのメリットは、収入の柱が一つ増えるという事です。

 
現在コロナで打撃を受けている美容室が多いです。

 
副収入だけでも生活に困ることはありません

 
私のサロンも影響は受けていますが、幸い副収入だけでも生活に困ることはありません。

 
美容師は労働力を切り売りする仕事です。

 
とてもやりがいはありますが、逆に仕事ができない状況になってくると収入がストップしてしまうわけです。
これでは雇用しているスタッフや家族を守ることができません。

 
そういった意味でも何かを始めながら、早く“普通のどこにでもいるような美容師”から脱却することを強くおすすめします。

 
『私は美容師であるから、他のことを勉強するのはちょっと…』という声もあるでしょう。

 
しかしこれこそが美容師の持つ古く悪い固定概念です。

 
社会経済を見ても、一つのことで飯を食べていくことが困難な時代になってきています。

 
企業に勤めているサラリーマンに、国が副業を進めている現状を見てもそれは一目瞭然でしょう。

 
それに美容師が色々なことを学んでいくことは絶対悪なのでしょうか??

 
あなたが成長することで周りの仲間やお客様にもいい波動を与えられるし、あなたの学んだ知識や技術が誰かを救うことがあるかもしれない。

 
とはいえ!!まだ美容師として中途半端な道程なのであれば、美容師の技術を磨くことに集中してくださいね♪

 
また色々な悩みや疑問点がありましたら、ぜひお問い合わせフォームよりご意見下さい。

 
拙い文章に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。