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理容師と美容師を給料で比べるとどちらがいいですか?給料面以外で比較した話も聞いてみたいです。将来の仕事を決める上での参考にしたいです。
こういった疑問にお答えします。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
私は1人美容室を経営しており、サロンワークの収入と情報発信でまとまった月給をコンスタントに稼いでいます。
しかし、常に順風満帆だったわけではなく、美容業界に飛び込んでからの20年間、何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
これまでに経験した失敗や、遠回りした実体験を生かしたアドバイスをします。
理容師についての情報は、現役理容師の友人に聞いた情報を元にしています。
✔あなたへ前置きメッセージ
本記事は、『将来、美容師になるか理容師になるかで悩んでいます。決める上での参考資料が欲しいです。』という方に向けて書いています。
“美容師”と“理容師”。髪を切る仕事という点では同じ仕事内容を想像しますが、実はまったく違う職業なんです。そもそも『どちらを自分の職業にするか?』と迷っている人は、双方の違いを理解していないと思います。早速記事を読み進めて、職業選択のためのヒントを手に入れて下さい。
✔『わたしが記事を執筆しています』
髪のコンプレックスに悩む女性のヘアケアをおこない、2つのメディアを運営中。
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理容師と美容師労働面できついのはどっち?
理容師も美容師も、ともに“労働面で厳しいイメージ”があります。
具体的に言ったら次のようなイメージ。
✔ 立ち仕事で疲れる
✔ ハサミを持ち続けるので、腱鞘炎になりやすい
たしかに、理容師にも美容師にも共通しているね。
では次に、理容師と美容師の《キツイ点》をまとめてみましょう。
【理容師】
常にミリ単位の細かな作業を続けなければならず、とても神経を擦り減らす作業。
✓ シャンプー台の構造は、お客様の体を前に落とすようになっていて、腰への負担が大きい。
【美容師】
肌が弱めの人には美容師のほうがきつく感じるかも。
✓ 人気商売になるので、努力を続けないと年齢を重ねるごと(40代以降)に数字が落ちがち。
理容師は男性相手の仕事
美容師は女性相手の仕事
という事もあるので、“営業中の気の配り方”にも大きく違いがあります。
あなた自身の性格や体質を、あらかじめ把握する必要があるでしょう。
余談ですが…どちらもずっと立ち仕事をするからか、痔(ぢ)で悩んでいる人も、結構多かったりします。
痔(ぢ)持ちの理容師の友人と、たまに呑みに行くのですが、床に座ると激痛が走るので、常に【ピンク色のドーナツ型クッション】を持参して動いています。
理容師と美容師どちらが独立しやすい?
理容師も美容師も、国家資格を必要とする職業です。
そのため、理容師も美容師も、他の職業よりも独立開業がしやすくなってます。
開業の際には大きな資金が必要になりますが、ちゃんとした計画書を作成すれば、融資も比較的簡単に受けることができます。
(→ 美容師の独立後の年収は600万円以上【上級国民爆誕】)
では、理容師と美容師どちらが、より独立しやすいのでしょうか。
一般的に、美容室のほうが、理容室よりも初期投資費用が安く済むといわれています。
理容室には、リクライニングできる椅子やカミソリが必須です。
また、席ごとにシャンプーを行える設備があることもあります。
確かに美容室と理容室では、椅子の作りなどが全然違うわね。理容室の椅子ってそんなに値段が高いんだ…。
これらの物は美容室では必要ではないので、その分理容室を開業する際は、費用が高くなる傾向があります。
よって、金額的に独立のハードルが低いのは“美容師”と言えそうです。
開業の話ですが…。
地域性にもよりますが、女性よりも男性の方が、“サロンへの定着率が高い”というデータがあります。
(→ 美容師の給料は高いか地域、会社、企業の観点から検証した【超有益】)
男性の方が女性よりも単価は低いですが、来店頻度は高いため、年間の利用料金は男女であまり差がないと考えると…。
売上が安定しやすいのは、男性客がメインターゲットである“理容室”の方かもしれませんね。
理容師と美容師を将来性で比べてみる【年収上げたいなら結局自営しろ】
では次に、それぞれの将来性について考えてみましょう。
理容師は、厚生労働省「平成27年度生活衛生関係営業経営実態調査」によると、「60~69歳」の経営者が31.1%を占めています。
また、71.5%の施設で「後継者なし」となっており、“理容師の高齢化”、“担い手の減少”が起きていることが分かります。
また、「平成30年度衛生行政報告例」によると、理容室は全国に11万9053軒あり、その数は年々減少傾向です。
つまり後継者不足によって、閉業している理容室が増えているのです。
“理容師はライバルが少ない”とも言えますが、縮小している業界に参入するのは、勇気が必要かもしれません。
一方、美容室は「平成30年度衛生行政報告例」によると、登録数が25万1140軒あり、店舗数は増加傾向にあります。
美容室で働く従業員数も、それに伴って増加しています。
理容師とは違い競争が激しく、相対的に客数が減少してしまう可能性もあります。
(→ 美容師が稼げないのは当然。理由は簡単。商売相手がいない。)
たくさんのライバル美容師と、お客さんの奪い合いをしないといけないもんね…。
しかし、美容業界全体に活気がありますから、やり方次第では成功できる未来ももちろんあります。
また就職先、転職先も多い為、求人には困りません。
こういった点から比べると、“将来性”は理容師ではなく、美容師の方に分がありそうです。
先述しましたが、美容師も理容師も最低限の給料を維持し続けようと思ったら、いつまでも雇われスタッフではいけません。
例えば…、あなたがオシャレなヘアスタイルと思って、わざわざ東京のサロンに行きました。
しかし出てきたのは、特に有名でもないおしゃれ最前線で活躍しているわけでもない、50代の雇われ理美容師のおじさんだったら…。
どう思いますか?
まだ“20代で中堅美容師さんが出てきた方”が期待感がありますよね。
悲しい現実ですが、実際顧客の心情はそんなものです。
(→ 美容師の年齢と低い給料の関係性について【40代超えれば高年収ってマジ!?】)
だから『まだ30代だから…。』『40代になったら…。』など悠長なことを言っていないで、
✓ フリーランス、業務委託などといった勤務体系に変える
✓ マネージャーなどといった役職を狙う
といったことを意識しておきましょう。
働き方や条件を変えていくことで、給料は簡単に上がっていくこともあります。
(→ 美容師が業務委託で働けば年収600万も可能【給料や働き方や厳しい現実を考察した】)
理容師も美容師も年収1000万の給料を実現できる
理容師、美容師の収入は、「2020年賃金構造基本統計調査」によると、年収が311万4000円となっています。
この値は平均値なので、若手の理容師美容師はより少ない収入になるでしょう。
大学を卒業して企業に正社員として勤める“サラリーマン男性”の、初年度の給与は480万程度ですから、そこから考えても厳しい金額です。
では、普通の美容師が“年収1000万円”を目指すには、どうしたらいいでしょうか。
“まずは売り上げを追及し、歩合の額をアップさせる”ことです。
ボーナスという制度がない分、指名してくれるお客様をどんどん増やして給与を上げる必要があります。
指名客をどんどん増やすためには“施術スキルの向上”、“サービスや接客技術の向上”は欠かせません。
実力をつけたのちにオススメしたいのは、“働く環境を変える事”。
一つは独立開業をし、経営者になることが挙げられます。
また、現在ではフリーランスという働き方もあります。
これらの働き方では、年収500~800万円程度が多いようですが、働き方によっては年収1000万円を目指せる可能性もあります。
理容師と美容師の離職率の違いは?【辞めたい人が増えているのはどっち?】
厚生労働省「新規短大等卒就職者の産業別離職状況」によると、平成30年3月卒の理容師・美容師を含む生活関連サービス業の離職率は、29.1%(1年以内)です。
なお、理容師と美容師それぞれの離職率の統計はありませんが、特に、美容師は理容師よりも離職率が高い職業と言われています。
理容室と美容室とで…。
✓ 見習いから一人前になるまでの道のり
✓ 練習の辛さや労働システム
の違いがあるのかな?
そのへんは、“ほとんど違いがない”と言ってもいいでしょう。
理容師は23万8086人いるのに対し、美容師は47万9509人(いずれも平成24年)もいるため、競争が激しいからだと考えられます。
理容師の場合は、高齢の技術者が多いことや、全国的に店舗が減っていることから、停滞した環境を不満に感じている技術者が存在するようです。
美容師の場合は、競争過多の状況や低賃金に不満を感じ、『辞めたい。』と考えている技術者が存在するようです。
エステなどの関連職に転職する人も多いみたいね。
理容師の数の方が絶対数(分母)が少ないので、美容師のほうが辞めたいと考えている人は多いようです。
最近はインセンティブ制度を付けているサロンが多いとはいえ、それでも給料の相場はかなり低い理容師と美容師…。
労働者への対応は、美容業界を明るくするための課題になりそう…。
(→ 美容師の年収ランキング衝撃の結果がコレ【美容業界の悲惨さにむせび泣き…】)
理容師と美容師給料安いのは?【1000円カットサロンが金持ちへの近道!?】
理容師、美容師ともにアシスタントでは月収13~18万円程度、スタイリストになって月収20~23万程度の給料額が一般的です。
一方、街中でよく見かけるようになった、1000円カットチェーンはどうでしょう。
1000円カットチェーンの場合は、月給22~30万円程度の大卒初任給に近い額の給料が設定されているようです。
客単価が安い理美容室の方が給料が稼げるの?
1000円カットチェーンは特殊なビジネスモデルになっていて例外です。
実際は客単価の高い理美容室の方が給料が高くなる可能性があります。
一方で、“安定した給料”という面では、美容師よりも理容師に分があります。
理容師は男性がメイン顧客だから、季節変動というものはないんだろうね。
結論を言うと、理容師も美容師もその時の状況や景気、本人の技術力次第で、どちらも給料が高くなる可能性、安くなる可能性がある職業だと言うことができます。
民間給与実態統計調査(国税庁)の調べによると…。
27位:ホームヘルパー(304万円)
28位:美容師(284万円)
29位:理容師(284万円)
30位:調理師見習(262万円)
というデータが出ています。
給料の額面を比較すると、理容師も美容師も同じ程度の額になっています。
理容師と美容師 どっちが儲かる?
様々な面から比較してみましたが、結局どちらがより儲かるの?
客単価がより高く、業界に活気や勢いがあるのは美容師だといえます。
また、美容に関する他のサロンへのjobチェンジの自由、キャリアパスの多様性もあるので、より収入アップを目指す面でもおすすめです。
理容師は安定して経営するには申し分ないですが、実現できる利益には限界があります。
もちろん、より自分のやりたいことに近い仕事を選んだ方が、楽しく長く続けられますから、まずはあなたの気持ちを大切にしてください。
(→ 年収700万以上稼ぐ美容師の非常識な行動とマインドセット)
理容師と美容師の本音を聞いてみた【福利厚生なく手取り13万】
現役の理容師へ質問してみると「体力勝負の仕事なのでつらい」、「古い慣例や慣習が横行している」といった本音が出ました。
とくに若い理容師には、ツライ環境になっているようでした。
現役の美容師の回答で多いのは、「給料が安い、肉体労働でつらい」、「福利厚生といった概念がほぼない」といったことが多いです。
その他にも理容師と共通する辛さが多いようです。
理容師免許と美容師免許は資格内容の違いがある
理容師免許と美容師免許はそれぞれ異なる国家資格です。
どちらも、専門学校などの養成施設・学校で2年以上学び、国家試験に合格することで免許を取得できます。
それぞれの資格の内容の違いは、法律に記載されています。
その条文によると、美容師は「容姿を美しくすること」、理容師は「容姿を整えること」が目的となっています。
また美容師免許では、まつげエクステなどを行うことができますが、カミソリによる顔そりはできません。
(メイクのために電気シェーバーなどでそることは、最近可能になりました。)
そして理容師免許では男女ともにパーマのみの施術、女性の場合カットとパーマの施術はできません。
じゃあ、理容師と美容師と両方の資格を持っていたら重宝されそうね♪
いえ、そこは間違っています。
ダブルライセンスを持つ理美容師となった場合でも、働く店舗の登録によってどちらかの施術しかできないので注意が必要です。
“自分がどっちの資格を持っているか?”が重要ではなくて、“働いている場所が美容室なのか理容室なのか?”が大切なのね。
とはいえダブルライセンス保持者だったら、【理容室で働くか美容室で働くかを自由に選択できる】というメリットはありますよね。
【おまけ】稼ぐうえで理容師と美容師どっちがいいかを悩むのは不毛
私自身、雇われ美容師だった15年間はずっと金欠に悩んでいました。
・ 友人に食事に誘われても、だいたいは金欠で行けない。
・ コンビニでジュースを買えず、どこへ行くにも水筒を持ち歩く。
美容師は働き方を自由に選択することができます。
私は10年ほど前から、サロンワークのかたわら、様々なダブルワークを経験しながら収入を増やしていきました。
今では、“お金がなくて何かを我慢する”という場面はほとんどありません。
2019年、2020年とダブルワーク(副業)をする美容師が急増し続け、この流れは2022年も続くことは確実視されています。
老後の生活を国に頼ることができない以上、自分でお金を稼ぐ力を身につける必要があります。
私美容師しかやったことないけど、どんな副業ができるんだろう?
美容師に向いている副業を難易度別にまとめた記事があるので、興味があればご覧ください。
新しい知識も必要なく、空き時間を使うことで効率よく稼げる副業もあります。
(→ 副業のない美容師人生はきっとつまらない【推奨ダブルワーク11選:2022年版】)
今回は以上で終わります。
つたない文章に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
どんとこい!!