美容師の給料は歩合制になったら大きく増えるのかな?
こういった疑問に対し、正確なデータをもとに年収1000万に到達するためのアドバイスと解決策をお届けします。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
私は1人美容室を経営する30代の男性美容師です。
サロンワークのかたわらで情報配信(ブログメディア)を行っております。
しかし、常に順風満帆だったのかと言えばそうではなく、
美容師になってからの20年間、何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
雇われスタッフも13年間経験しているので、経済的に苦しい美容師の気持ちも理解できます。
これまでに経験した失敗や、遠回りした実体験を生かしたアドバイスをします。
『楽しくなけりゃ仕事じゃない。』をモットーに、riceworkではなくlifeworkを美容業界に落とし込んでいきたいと考えています。
【独立後の簡単な経歴】
2014年 | Hair Room Donico開業 |
2016年 | ネットでの集客法を確立 |
2017年 | オーナー中村として、集客セミナー活動スタート(年収1000万達成) |
2018年 | 繁盛サロンラボ運営スタート |
2019年 | 美容師求人ドットコム運営スタート |
2020年 | stand.fmにて音声配信スタート |
✔あなたへ前置きメッセージ
本記事は、『美容師の給料は歩合給になれば本当に稼げるのか?それともずっと経済的に苦しむことになってしまうのか?』という悩み相談に向けて解説しています。
美容師という職業カテゴリの給料で歩合制というと最強の給与システムです。
このことについて掘り下げます。
そもそも正社員美容師の給与体系って実はサロンによって違うんですよね。
複数のサロンで働いたことが無い方は、給与体系のカタチを知識の一つとして知っておきましょう。
メリットデメリットについても言及しているのでご参考までに。
✔『わたしが記事を執筆しています』
髪のコンプレックスに悩む女性のヘアケアをおこない、2つのメディアを運営中。
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美容師の給料は手取りで50万まで上がる?~歩合制給与で年収1000万まで可能~
美容師の給料は歩合給だからこそ、ガツガツ稼ぐことができます。
美容師さんの話を聞いていると、歩合給についてネガティブなイメージを持っている方が非常に多いんです。
一生懸命技術の練習をして、カットなどの施術スキルを伸ばそうが、長い労働時間を勤務しようが、40代という年齢になろうが、お客様の支持がなければ売り上げも増えません。
売り上げが増えなければ月収もアップすることはありません。
これが美容師の給料の大きな特徴。
指示して下さるお客様が少ないのであれば、“トップスタイリスト”や“有名ヘアアーティスト”の肩書もまるで価値がないのです。
『じゃあ、歩合給じゃなくて固定給の方が良いんじゃない?』
確かにそういう考えもできます。
しかし、ずっとアシスタント時代の給料じゃやっていけないですよね。
『歩合給であまり稼げなくても、その分ボーナスがたくさん出るか?』と聞かれれば、ボーナスを出すサロンもあまりないのが実情。
そんな厳しい職種なんです。美容師って。
でも美容師さんの多くは、『平均年収600万円以上が欲しい。』と言います。
美容業界で大きく給料を稼ぐことに絶望した人は、エージェントを利用し違う職業に転職することもしばしば。
歩合給になっても稼げないなら、美容師として生活することはできないということだもんね。転職する人がいるのもうなずける。
例えば月給50万円以上のお給料をもらうためには、会社が仕事量を評価するシステム【歩合制】を取り入れていて、なおかつスタイリストとしてお客様からの支持をできるだけ多く得なければなりません。
(→ 普通の美容師が年収600万円をクリアした方法【具体的に説明する】)
逆に言うと、歩合給をうまく理解して稼ぐことができるなら、店長などのような役職についたり、ポジションランクを上げてカリスマ美容師にならずとも月額の手取りは増えていくわけです。
資格を取って美容師になると、アシスタントというポジションから仕事をスタートすることになります。
アシスタントのうちは、「できる仕事が少ない」という原因で、完全固定給となっているサロンがほとんど。
まずは、早くスタイリストになれるように頑張りましょう。
美容師歩合制の攻略には指名数と歩合率が最重要【手取りも爆上がりで月収50万の給料も可能】
あなたには、現在どれくらいの数の指名客がいますか?
美容師として働く以上、指名客の数が“スタイリストとしての価値”の目安になります。
そして、その“スタイリストとしての価値”を上げる事が…美容師が歩合で給料を爆上げさせる唯一のポイントなのです。
必ず普段のサロンワークから指名を頂ける行動を意識しておくことが大切です。
(→ 美容師の給料はいくら?手取り30万円は稼げ【貧乏スタイリスト必読】)
近隣住民の支持もとても大切なので、店外の振る舞いにも気を付けておきましょう。
言うまでもありませんが、お店の外で夜遅くまで大声でしゃべっていたり、歩きタバコをしているなんてもってのほかですよ。
(→ 美容師が失敗して落ち込むクレーム9選!【美容室を出入り禁止になるクレーマーも!?】)
指名数多い美容師になると歩合制給料があがる理由(相場観を知っておこう)
指名数は“美容師としてお客様からどれくらいの評価を受けているか”の目安であるという事をお伝えしましたが、同時に給与を計算する際にも大きく関係してくる部分でもあります。
様々な技能試験を合格してスタイリストになると、ほとんどのサロンが歩合給という制度を使用します。
そしてあなたの“仕事の量”と、“仕事の質”を指名数で企業の雇用主や店舗の責任者が判断するわけです。
(→ 美容師の給料はいくら?手取り30万円は稼げ【貧乏スタイリスト必読】)
歩合制給料にはこんな種類がある
大きく分けると歩合給には2つの種類があります。
・ 完全歩合給
ではそれぞれを詳しく説明していきましょう。
(→ 美容師の時給の相場を調べた。これ年収額もヤバイって…【後悔まみれ】)
固定給+歩合給【一般的なスタイリスト】
例えば私のサロンで説明しますと…。
スタイリストの基本給が23万円です。
これは全てのスタイリストが最低限保証されているお給料の額です。
そこで指名売上が多かったり、店販商品を多く販売したスタッフには、歩合給としてその23万円にお給料を上乗せするようにしています。
逆に言えば、スタイリストとしてデビューしたばかりでまだ指名客がついていないスタイリストでも、23万円のお給料は保証されているということです。
(→ 管理美容師は給料高くもらえる?答えは否!裏話を公開!)
完全歩合給【店長、フリーランス、業務委託】
これは簡単に言えば、お給料の100%が出来高で最低賃金や手当などの保証は全くないという給与システムの事です。
例えば、ケガをして1ヶ月間働けなくなれば、1ヶ月間の給料は0円ということになるわけです。
仕事の形態はどんな形になるかというと、ほとんどの場合が業務委託や面貸しという形になります。
『最低賃金の保証がないならリスクが高いからやりたくない。』と思うかもしれませんが、この完全歩合のバック率というものがとても優秀で、売上の50~80%が手元に入ることになります。
しっかり仕事をすればコンスタントに毎月50万円は稼げてしまうのです。
自分の腕や接客に自信がある人はぜひ挑戦してみるといいと思います。
最近は歩合率100%の割合の面貸し求人募集をよく見かけます。
面貸ししてくれる経営者はどこで利益を取るのでしょうか?
これはよく考えたら至極当然ですが、毎月決まった“場所代”を貰うことで収入を得ています。
面貸しと業務委託の違いとしましては、面貸しというのは場所を借りて完全に独立した自分のサロンを作るという事です。
(→ 美容師が業務委託で働けば年収600万も可能【給料や働き方や厳しい現実を考察した】)
“Aサロンの中に、Bサロンを作る”という形になります。
業務委託というのはAサロンのスタイリスト○○(名前)となります。
そもそも形態が違いますよね。
そして業務委託は、もともと存在するサロンのルールの中で経営していかなければならないという事に対して、面貸しというのは自分の仕事をする上でのルールは自分で決めることができます。
例えば、“一定数のお客様が来店されるようになって予約が取りにくくなってきたな”となった時に、メニューの価格を自由に上げたりできるのは面貸し形態の方です。
そういった意味でも、収入の伸びしろがあるのは業務委託よりも面貸しの方であるという事が言えるでしょう。
美容師が歩合制給料を稼ぐために入社前のサロン調査は必須【時には交渉も必要】
実は東京の有名サロンでも、個人の固定給で50万円を稼ごうと思ったら不可能なんです。
では年収600万円プレーヤーはどうやって給料を稼いでいるのかというと、“歩合給”なんですね。
求人誌に掲載されている“目に見えている表面的な情報内容”だけでは、そのサロンの運営方法や細かい部分の良し悪しのジャッジが非常に難しいです。
でもこのジャッジってとても大切なことなんです。
一見還元率の高いサロンだったとしてもお客様が全然集まらなかったら意味がありませんし、逆に多少還元率が低くてもドンドンお客様が集まってくるようなサロンであればそちらの方が大きく所得を増やせるに決まってますから。
今の職場が気に入ってるんだけど、そういった場合はどうすればいいのかな?
経営者と良好な関係を築けているのであれば、給料の交渉をしてもいいかもしれません。
経営者側も優秀なスタッフを流出することは避けたいでしょうから、話は聞いてくれるはずですよ。
美容師は歩合制給料で稼げる可能性は無限大になるという事を忘れないでください。
もっと美容師として給料を上げることにコミットしていきたい!!
こういった方へ、おすすめ記事を準備しているので興味がある方は以下よりどうぞ。
(→ 普通の美容師が年収600万円をクリアした方法【具体的に説明する】)
『美容師としての給料の伸びしろはもうあまり無いよ…。』という方に向けて、美容師におすすめしたい副業の記事を準備しました。
2021年以降の美容師の働き方としてダブルワークはどんどんスタンダードになっていくと予想されています。
そういった際に、出遅れることがないように今からコツコツ準備をしておきましょう。
(→ 副業のない美容師人生はきっとつまらない【推奨ダブルワーク11選:2022年版】)
今回は以上で終わります。
つたない文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
どんとこい!!