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美容師の練習って給料に加算されないのが納得いきません。練習時間に対しての残業代を請求することは不可能なのでしょうか?
こういった疑問にお答えします。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
私は1人美容室を経営しており、サロンワークの収入と副業収入でまとまった月給をコンスタントに稼いでいます。
しかし、常に順風満帆だったのかと言えばそうではなく、
美容師になってからの20年間、何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
これまでに経験した失敗や、遠回りした実体験を生かしたアドバイスをします。
✔あなたへ前置きメッセージ
本記事は、『美容師の練習時間は給料に加算されないことに納得がいかない』という方に向けて書いています。
この記事を読むことで…どういった練習時間なら残業時間ととらえ、残業代を請求できるのかについて知ることができます。
✔『わたしが記事を執筆しています』
髪のコンプレックスに悩む女性のヘアケアをおこない、2つのメディアを運営中。
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美容師の練習時間は給料に加算されない!?【損してる人多数出現】
美容師はスタイリストになるまでは、毎日技術を覚えたり磨いたりするために“練習”をします。
だから
『今日も12時間(8時間の勤務時間+練習時間4時間)拘束だよ…。ただでさえ給与が少ないのに、残業代くれないなんて厳しすぎるよな…。』
といった愚痴を毎日のようにこぼすことになります。
(→ 美容師の給料問題は低賃金だけじゃない!!【悪魔の事例】)
美容業界では基本的にそういった営業時間外の用事に対して、残業代を出さないケースが当然のようになっています。
しかし、実は練習することで残業代をもらえたりする事例もあったりします。
以下よりどんどん深掘りしていきましょう。
練習は残業に当てはまるのか?【美容師には労働基準法はない!?】
営業前後の練習で“残業代がでるかどうか?”は練習時間が労働時間に値するかどうかで決まります。
この労働時間にははっきりした定義があるの?
実はそこは、労働基準法にも詳しい記載はありません。
(→ 美容師の給料と労働基準法について厳しい現状を暴露【閲覧注意】)
しかし過去に行われた裁判の判例から判断すると、《労働者が実際に労働に従事している時間だけでなく、労働者の行為が何らかの形で使用者(会社)の指揮命令下に置かれているものと評価される時間》が労働時間の定義とされています。
なるほど♪例えば営業後のおつかいも会社に頼まれたものであるならば、労働時間になるわけね。
そういう事です。
後輩に技術指導する際にも個人的な意思で教えるのでなく、企業やからの指示があれば労働時間になります。
店舗責任者(店長)から『次の休日は会議だから来て。』と言われるのも、労働(勤務)時間に当てはまるので残業代が発生する可能性は高いのです。
(→ 美容師の労働時間が長すぎて死にそうなんだがwwwww)
ではこれをカットの練習時間に当てはめて考えてみましょう。
カット練習が残業と認められるパターンとそうでないパターン
“カット練習”と一言に行っても、状況は大きく分けて2パターンあります。
② 十分に価値提供できるほどの技術はあるが、さらに磨き上げるために練習をしている
同じ“練習”でも取り扱い方に大きな違いがあります。
より詳しく解説します。
まだまだお客様に提供できる技術ではないから練習をする
仕事をするにあたり“必要最低限の技術力”がない場合の練習は、経営者からの指示がなかったとしても暗黙の指示があったと判断されます。
という事は《職場からの指示があっての練習時間》と言えるので、残業時間とみなされ残業代を貰えることになります。
一般的に経験の浅い美容師が練習をする場合はコチラにパターンに属することが多いでしょう。
十分に価値提供できるほどの技術はあるが、さらに磨き上げるために練習をしている
私たちの業界では毎年多くのライバルが出てきて、お客様を奪い合う構図が出来上がっています。
なので、自分の現状スキルに満足することなく、より高いスキルを身に着けるべく練習を積み上げる美容師が大勢います。
こういった“自発的な練習”に関しては、労働時間と認められないことがほとんどのようです。
自分都合、例えば『指名いっぱいの人気美容師になって収入を増やしたい。』とか『役職を狙っている。』とか『独立したときのために少しでも早くスキルアップしておきたい。』とかこういった理由じゃ、“自発的な練習”になるわけね。
しかし、例外もあります。
会社から『(十分な技術力はあるけども)さらに技術を磨いてくれ。』というような指示があった場合は、労働時間として認められるようです。
(→ 役職のない美容師人生はきっとつまらない【店長やディレクター最強】)
美容師は練習してもなぜ残業代が支給されないの?【これが給料手取りが平均以下の理由だ】
ほとんどの美容師は練習に対しての給料はもらえてないよね?どうなってるの?
そうですね。
理由は以下の3つ。
② 技術が未熟なうちから余分に給料を渡しているという経営者の思考
③ 美容室の経営事情の問題
さらに深掘りしていきます。
(→ 自営業の美容師は年収600万円オーバー【一歩ふみだせば天国】)
【美容師の労働時間=営業時間】という概念が昔から変わらない
悲しい現実として【美容師の労働時間=営業時間】という概念が今なお続いている傾向があります。
シンプルな話、1日のうちの営業前と営業後の時間は“自由時間”であるということです。
実際、練習時間だけでなく営業前後の掃除や、会議などに関しても労働時間には含まれていませんし給料にも含まれていませんよね。
むぅ。自由時間を使って会議していることになっているのか。そう考えたらこのパターンで残業代は期待できないね。
(→ アースの美容師の年収や労働条件を見たらやはり厳しい【納得】)
技術が未熟なうちから余分に給料を渡しているという経営者の思考【アシスタント美容師の給料手取りが低い理由】
美容専門学校を卒業した時点では、とても即戦力としては役に立てませんよね。
サロンワークをするうえで必要な知識やスキルや接客術は、入社後に練習して覚えていくものがほとんどです。
そういった未熟で半人前なアシスタント美容師にも、会社は給料払う義務があります。
会社側は『いつか将来的にサロンに利益を作ってくれるであろう。』という気持ちで先行投資して給料を渡しているのです。
『早く技術を覚えるために練習をしたので残業代を下さい。』と言われても、そこは捻出するのが難しいというのが経営者側の正直な本音でしょう。
(→ 美容師のアシスタントの給料の手取り額を見て3秒であごが落ちた件)
美容室の経営事情の問題【美容師年収ランキングも納得の…】
でもさ、ちゃんと動いた分の対価は欲しいよね。
そうですね。
私も当時はそう考えていました笑
では残業代を貰ったとしてのシュミレーションをしてみましょう。
毎月の稼働日数が25日。
まだカット技術が未熟なスタッフが毎日2時間ずつ練習したとします。
1時間の残業代が¥1000だとすると…、
となります。
普段20万円の給料をもらっていたとしたら、25万円の月給になるわけです。
(→ 美容師の年収は320万程度。給料で苦しむか否か【手取りを増やす働き方】)
10人の従業員が同じように練習をすれば、毎月50万円の出費がプラスで必要になるのです。
確かにそれじゃサロンが先に潰れちゃうね…。
しかし退職したスタッフがサロンを訴えて、残業代500万円を請求された事例もあるので、経営者はそのへんをブラックボックスにしないでスタッフにも契約内容などを明確にしておいた方が良いですよね。
仮に美容師の残業代がサラリーマンのように支払われるようになったらさ、かなり生活の質は上がるんだろうね。
間違いないですね。
現在美容師の年収ランキングは、200ある職業中の167位です。
練習が残業だと認められた時には一気に2桁順位になるかもですね♪
(→ 美容師の年収ランキング衝撃の結果がコレ【美容業界の悲惨さにむせび泣き…】)
そんな中で増える好待遇サロン
働き方改革などで、労働者の意識にもドンドン変化が現われました。
昔のままの制度では、現代の人々は働きにくい状況になっているのです。
そんな中、労働者に優しい好条件のサロンがどんどん増えています。
例えば以下の通り。
✓ 営業中の手の空いた時間にカットの練習を行う
✓ 残業代を支払う
長時間労働は美容師のパフォーマンスを低下させるので、それを防ぐためにもいい試みね。
でもこんなことを実現できているのは本当に一握りのサロンのみというのが現実です。
転職する際には、うまく好待遇サロンを探しましょう。
(→ ニュージーランドは美容師が面白い!!【給料や永住権について】)
【重要】残業代を手に入れる手順と方法を暴露
コレまでの記事内容を見ると、美容師の練習時間にも残業手当がつく可能性があることが分かって頂けたかと思います。
『そういう職業だ。』とあきらめていたけどそうでもないんだね。でもさ、いざ請求しようと思ってもどうすればいいか分からなくて泣き寝入りする美容師も多いんじゃないの?
確かに。
では、弁護士に相談するまでの経緯をサクッとお伝えしておきましょう。
会社の指示があっての練習(残業)かどうかを確認する
まず最初にすべきことは…。
あなたが残業代をもらえると思っている業務に対して、それがちゃんと“労働”に当たるのかどうかを確認しておきましょう。
前述しましたが、会社(サロン)からの命令で練習をしているのでなければ、労働には該当しません。
あと、美容師に多いのが休憩時間を1時間も取れていない人です。
休憩に入った瞬間に急な来客があり、ろくに休憩を取れなかった…。というのは長年美容師をしているとよくあるパターンです。
実際に休憩時間を1時間も取れていない場合は、労働時間として請求できる可能性があります。
弁護士に無料相談してみましょう【最初から高い報酬を心配するのは無用】
弁護士に相談すべき資料が整ったら、早速相談することになるのですが…。
まずは近くの弁護士事務所に連絡してみましょう。
『近所の弁護士事務所は使いたくないな…。』
『どこを利用したらいいか分からない…。』
こういった方は、ココナラというサイトを使って弁護士を探して利用するといいと思います。
料金は相談だけなら1000円ほどでできます。
私が弁護士に無料相談する場合はココナラを使用していました。
気になる方は以下よりどうぞ。
今回は以上で終わります。
つたない文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
どんとこい!!