美容師にボーナスはあるのか?実はそういったシステムは基本的にはありません。そしてボーナスの概念にとらわれる事はばかげています。その理由をお伝えしていきます。
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美容師にボーナスはあるのか?結論は『なし』【年収上げたい店長の不満】
美容師にボーナスはあるのか?
美容師理容師といった業種モデルでは、だいたいがボーナスを支給されていません。
そしてそれが美容師や業界の間でも“当たり前”になっているからどうしようもない…。
美容師という職種は待遇や労働条件が悪いのが目立つね…。
そもそもなぜ美容室は従業員にボーナスを出さないのでしょうか?
これは、“出さない”のではなく、“出せない”ということだと思います。
✓ 日本の人口減少が止まらない
これらにより、業界の売り上げが減少しています。
そこに加えて、顧客の奪い合いによる、
✓ 価格競争
が生まれちゃうものだから、経営者はたまったモノじゃないですよね。
スタッフにボーナスを上げたい気持ちがあっても、店舗にお金が残らないから、なかなかお金を捻出できないという事情があります。
ボーナスどころか給与自体が少ないもんね…。
具体的に話すと、美容師全体の8割がボーナスをもらえていません。
でも逆に考えると約20%のスタイリストがボーナスをもらえているってことですよね。
その約20%のなんともうらやましいスタイリスト方をこれからもっと掘り下げていきましょう。
(→ 美容師の年収は2019年もまさかの増加中!!【理由が衝撃】)
美容師のボーナスは低い:平均5~6万円【年収ランキング167位の威厳】
ではその20%の美容師はどれほどのボーナス額を貰っているのでしょうか??
美容師の平均ボーナス額は年齢や職場の規模など関係なく半年で約5~6万円と言われています。
(→ 美容師のボーナス額は平均5万円!?【ボーナスない人は必見】)
サラリーマンのボーナスとは違い以下の項目などは、ボーナスの査定には考慮されないことが多いようです。
✓ 店長、エリアマネージャー、正社員、アルバイトといった役職や管理職、立場
ようするに、年間成績とかの数字がアップしたり活躍することができれば、どんな立場でも将来的にボーナスが上がる可能性があるという事ね。
完全に“自分の頑張り次第”で先輩よりもボーナスを取得できるのは夢がありますよね。
余談なんですが、世間一般のサラリーマンの平均ボーナス額はどれくらいだと思いますか??
厚生労働省が出している、“毎月勤労統計調査 令和元年9月分結果速報等”にデータが出ています。
世間一般のサラリーマンの2019年の夏季ボーナスの平均支給額は38万1520円という事です。
冬期のボーナスも大差なくこれくらいの金額です(2020年はコロナ禍による影響で少し変動があるかもしれません)。
世間一般的なボーナス額と比較すると、美容師のボーナス額は1/6以下です。
やはり他の職業と比べたら金額の少なさはいなめません。
とはいえ、色々と出費の多い美容師ですから、たとえ少ない金額であったとしてももらえるだけありがたいですね。
(→ 美容師の給料は月収で29万【飛ぶぞ】最後にプレゼントあり)
美容師アシスタントも給料別でボーナスをくれるサロンが存在する【手取り12万地獄からの脱却】
ボーナス(賞与)はこう定義されています…
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
仕事の出来高に応じて支給されるもの…、と書かれているだけあり、ボーナスの支給は基本的にスタイリストに向けてのものであるようです。
しかし、中にはアシスタントにもボーナスを支給するサロンも存在するようです。
(→ 美容師で手取りが12万円のつわものが存在した…辛い【不幸話】)
ただしアシスタントは仕事の中身を評価しにくい部分が多いので、“店販商品の売上げの10%”などといった形でボーナスを支払われるようです。
例えば5,000円のシャンプーを売っても500円…と考えると、アシスタントのボーナスの額は“お手当”に相当するものですね。
指名客や固定客を持たないアシスタントが、商品を販売するには経験と知識が必要だけど、簡単に収入を上げることができる制度というのは素晴らしいですね。
美容師のボーナスはいくらも期待できない【年収1000万は夢のまた夢!?】
美容師という職業は、もともとボーナスという概念がありません。
だから少ない金額とはいえ“もらえるだけありがたい”ものなのです。
もし“ボーナスをもらえるOLやサラリーマン”をやっていて、給料数か月分のボーナスを手にすることができたとしたら、
ボーナスで何を買おうかしら??車!!お洋服!!エステ!!
なんてワクワクするようなことを考えると思いますが、そもそも美容師のボーナスはそういったものではないんですよね。
『私の美容室はボーナスないんだけど!!毎日サービス残業してるのに!ずるい!!』という方がいるかもしれないので補足しておきます。
以下の例を見て下さい。
【サロンB】 月給約24万円 ボーナス無し
ボーナスのあるなしで、比較したときにはサロンAが魅力的に見えますが、実はサロンBの方が収入が上なんです。
年収に直してみると…
【サロンB】 年収288万円
となります。
実際に、“毎月の給料を低めに設定して足りない分をボーナスで補填する”というスタイルのサロンがあります。
だからボーナスのあるなしではなく、年収額で確認することが大切です。
期待できない“ボーナス”に振り回されないようにしましょう。
長い期間で見てどちらが得かを考えたらいいのね♪
ボーナスない美容師は高い給料をこう稼げ【40代以降も年収は青天井】
美容師は“収入の面”であらゆる他職業に劣っているように見えるけど…。
いえ、それは違います。
企業に勤めるサラリーマンよりも美容師が優遇されることがあります。
それは働き方の“自由度”です。
“拘束時間が長い”とか、“昼ご飯が食べれない”とか、とてもネガティブなイメージが交錯していますが、美容師ほど色々な働き方ができる職業はないと思います。
国家資格を取って、ある程度技術が身につけば、フリーランス、業務委託、パート、独立開業など色々な雇用形態や働き方を選択することができるのです。
歩合率のいいフリーランス美容師になれば月収100万円も狙うことができますし、趣味の時間を大事にしたいと考えるなら、都合良い時間にパートをすることもできます。
個人事業主になれば、自分でサロンのルールを作ることもできます。
希望すれば、土日に休むこともできるね♪
あと私的な意見になるのですが、副業をしやすいのも美容師の特権であると思います。
なぜ美容師は副業をしやすいのか?
それは、美容師という職業と副業は融和性が高いからです。
例えばSNSでヘアスタイルについての投稿を継続してくことで、美容師インフルエンサーを目指すことができます。
美容師インフルエンサーになれば、サロンの宣伝にもなるし、あなた目当てに来店されるお客様が増えますし、インフルエンサー業からの収入も見込める事ができます。
(→ 美容師がInstagramで稼ぐ方法はコレ【+月収20万円】)
自分でお金を稼げるようになれば、“ボーナスがない”、“ボーナスの額が少ない”などといった悩みもほとんど気にならなくなります。
2020年代に“月給は会社が決めるもの”な考え方が終わり、“月給は自分が決めるもの”な考え方が今後の美容師のスタンダードになります。
実際に副業を始めている美容師が増えているんだよね。全体の3割の美容師が副業を始めているとか。今後もますます増加傾向にあるんだよね。
万が一失敗しても、その時はチャレンジを一度やめてみたらいいだけの話です。
でも、美容師がどんな副業をすればいいの??
美容師のスキルを横展開したいなら、ブライダルなどのヘアメイクもいいですし、商品のレビューを書く副業なども人気です。
あなた自身の適性や、どれくらいのスキマ時間があるのかにもよりますから、色々探してみるといいですよ。
以下に美容師に向いている副業をまとめた記事を準備しました。
興味があれば読んでみて下さい。
(→ 副業のない美容師人生はきっとつまらない【推奨ダブルワーク11選:2022年版】)
副業で月給10万円を稼ぐ美容師もたくさん存在します。
それだけ稼げれば時給の低さやボーナスの事なんて全く気にならなくなりますよね。
低所得を理由に転職を考えている人は一度トライしてみましょう♪
つたない文章に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
どんとこい!!