
美容師が稼げない理由は、相手がいないという事。どれだけいい商品があっても、その商品を使う人が存在しなければ商品には価値が生まれません。ここについて今回は深掘りしていき、今後の美容師の働き方を考察していきます。
美容師が稼げない理由は商売相手がいないということ
美容師は稼げないという事を言われて久しいですが、理由は商売相手がいないという事が明確な原因の一つです。
どういうことか説明していきます。
↓
美容室の数は増えている。
↓
先細っている人口を増加傾向にある美容師が奪い合いをしている。
美容師さんがまずこれに気づかないと、美容室同士で価格競争が生まれて共倒れしちゃう。
若い美容師さんは給料明細を見てがっかりしつつも、

私もベテラン美容師になったら、高給取りになってやる。
とか思っていませんか??
それかなり危険な考えなんですよ。
そのことについて詳しくお伝えします。
(→ 40代美容師の年収は372万円。結婚、老後について考察する)
年を取るほど稼げなくなるのが美容師
確かに経験を積めば、接客や技術のレベルは上がるでしょう。
だから給料も上がるんだという考え方は一理あります。
しかし若い時に比べて、ダメになる部分もあるんです。
それは、『感性』『体力』『若さ』です。
特に新規の若いお客様を前に仕事をするときに、若いスタイリストに比べると不利になる場面があります。
あなたが初めていくお店で、担当者が中年スタイリストだったらどう思いますか??
『大丈夫かな?流行りのスタイル分かっているのかな??』とか思いませんか??
“じゃあ、若いうちにお金を貯めて、年とったら独立開業して、若いスタッフを雇用して稼ぐわ。”と言われるかもしれませんが、この方法はどうでしょう??
独立すれば稼げる??今後の美容業界の行方
“サロンがオープンしてから一年後の廃業確立は38%”という驚きの数字がでています。
そして3年後の廃業確立は90%前後になるようです。
この数字をもって、私は美容師さんに言いたい。
“独立はしないほうが良いです。”
なぜか??
技術者に求められる知識と、経営者に求められる知識は全く違うものです。
職場で売れっ子スタイリストになって調子づいて独立する人がいますが、もれなく失敗されています。
先ほどは独立しない方がいいと言いましたが、『どうしても独立をしたい』と考えているのであれば、しっかりとそのための準備をして下さい。
どんな準備をすればいいのかというと…、
・ 経営学についての勉強
・ 教育についてのお勉強
それとディーラーや同業者とのつながりを作っておくことです。
これらの準備を怠りなくやれば、経営が成功する確率は大きく上がるはずです。
(→ 美容師の独立後の年収は600万円以上【上級国民爆誕】)
独立を失敗して途方に暮れた先輩方
でもそんな中でも、先に独立した先輩方がコロナ禍で続々倒産させられています。
サロンオーナーが稼いでいくためには…、
↓
お客様をドンドン取り込む
↓
サロンのキャパが限界になったら、また新店舗を作る
↓
スタイリストをまた生み出し教育する
これの繰り返しで、どんどん手を広げていくわけですが…。
最初にもお伝えしましたが、日本の人口はどんどん減っています。
これまでのような経営の定石概念が覆ってしまったのです。
おまけに中型サロン~大型サロンは、“ウイルス感染のリスクがある”というイメージで客足が遠のき、売り上げが吹っ飛んでしまいました。
その先輩は今後雇われ美容師として再起を図るようなことを言っていました。
これらの出来事を自分に置き換えると恐ろしくてたまりませんね。
令和時代以降の美容師の生き方
美容師は稼げない…とあきらめる前に、“これまでの美容師の働き方”を疑う事から始めて下さい。
日本の現在の状況は戦後の高度経済成長期と比べると全く別のものです。
なのに、“美容師の働き方”は全然変わっていないじゃないですか。
サロンワークの収入だけに頼っていると、老後のお金は残りません。
これは、美容師をやっている人であれば誰もが納得するはずです。
そして今後色々なウイルスが出てくることを想定すると、オフラインなビジネスモデルである美容師はいつ収入がストップするか分からない危うさを秘めています。
では何をすればいいか??
私がこれまでにオススメしてきたもので言うと、
・ ブログ
・ インフルエンサー
などは、美容師という職種との親和性も高く、副業として成立しやすいと思います。
詳しくは、以下の記事の“普通の美容師が年収600万円を突破する方法【番外編】”に掲載しているので、良ければどうぞ。
(→ 普通の美容師が年収600万円をクリアした方法【具体的に説明する】)
完全歩合制が優秀!?じゃあスタイリストの現実をどうぞ
スタイリストの大半は歩合制でお給料をもらっています。
日本全国のスタイリストの平均月収は23~24万円です。
年収で言うと280万円ほどです。
『完全歩合制は優秀だ!!』とか言っている人も一定数いますが、やはりこれっぽっちの収入じゃ余裕ある暮らしはできないですよね。
やはり美容師としての収入だけじゃ限界ありますよ。
とはいえ色々な記事を見ていると、月給50~100万円をもらっているスタイリストも存在しているとか…。
『どれだけの売上げ達成したら、そんなお給料になるの?』と驚くばかり。
でもそういった方って全体のたった2%だそう。
2%のなかに入ろうと思ったら、言葉で言えないほどの努力が必要でしょうね。
もちろん努力だけではだめで、集客のためのプロモーションの宣伝費も必要になります。
でも今の時代ってSNSっていう無料ツールもあるからそれを利用する美容師さんが多いみたいです。
自分の作品や世界観を発信し続けることで、潜在的なファンを集めることが可能になります。
これからの時代は、こういったことも“必ずやらなければならないこと”になるかもしれません。
稼げる美容師になるためにアシスタントに伝えたい事
これは美容師アシスタントだけに言えることではありませんが…。
日本人は国民性とでも言いましょうか、“自分をアピールする”という事が苦手な方が多いようです。
良くも悪くも“おとなしい”んですよね。
でも美容師になってバンバン稼いでいこうと思ったら、自分を売り込み続ける姿勢を持つ必要があります。
そしてそのアピール力というものは、おじちゃんおばちゃんになったら勝手に身につくものではありません。
若いうちからアピールすること訓練しないといけないのです。
年を重ねてくると、個性やキャラクターも完成されてしまうので、変化していくこと半端なくエネルギーを使っちゃうことになります。
アピールと言っても何も難しい事はありません。
色々な方にあなたという存在を知ってもらい、覚えてもらうだけでもアピールになるのです。
いきなり大きく行動するのは難しいかもしれないので、先ほどお伝えしたSNSからやっていきましょう。
レッスン風景や、普段頑張っていること、日常や趣味についてを発信していくことで新しいファンが少しづつ増えていくはずです。
あなたがいつかスタイリストになった時に助けになってくれる人が現われるはずです。
稼げない美容師を待ち受ける壮絶な老後生活
長々と説明してきましたが、まとめると“美容師の老後はすさまじく暗い”という事。
頑張っても月収30万円が限界。
独立の道も険しい…
生涯現役でいたいが、腰やひざが悪くなれば立ち仕事が辛すぎる…
となれば、どう考えても老後は良いイメージのしようがないですよね。
先ほども申しあげましたが、これまでの美容師の働き方を変えていく必要があります。
働き方は賛否両論があるとは思いますが、“美容師の働き方を変えていくべきである”という意見には満場一致ではないでしょうか??
副業におすすめしているYouTube、ブログなどは、資産としても残るし、収益も生み出します。
しかしデメリットがあるとすれば、“収益が上がるまでに時間がかかる”という事です。
老後のことが少しでも気になったら、とりあえずすぐに何か動き出してみましょう。
私はアフィリエイトをはじめとした様々な副業に経験があり精通していますので、『やってみたけどよく分からない。』という方はお問い合わせ下されば、アドバイスさせていただきます♪
今回は以上で終わります。
つたない文章に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。