表参道美容師の年収ってどれくらいなんですか?もし今よりも年収が上がるのであれば、表参道に引っ越すか検討しています。田舎のサロンに就職すると年収も少ないし…。やはり表参道や原宿などに出た方がいいのでしょうか?
こういった疑問にお答えします。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
私は1人美容室を経営しており、現在まとまった月給をコンスタントに稼ぎます。
しかし、美容業界に飛び込んでからの20年間、何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
経験した失敗や遠回りの経験を生かしたアドバイスをします。
✔あなたへ前置きメッセージ
本記事は、『美容の発信地“表参道”で働く美容従事者はどれくらい年収をもらっているんだろう??』と疑問に思っている方に向けて書いています。
この記事を読むことで、オシャレの発信地“東京の表参道”で働く美容師が、一体どれくらいの年収をもらっているのか?稼げるのであれば表参道で仕事をすべきなのか?を知ることができます。
表参道でサロンワークをする…若いうちはそれだけでステータスになると考えていました。
しかし、表参道など都会ならではの問題があることに気が付きました。
やはり額面上だけで判断すると危険ですね。
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表参道の美容師の年収イメージは700万。現実とのギャップはあるのか?
表参道の美容師の年収ってめちゃめちゃ高いイメージありませんか??
今回は、表参道の美容従事者の年収に着目して記事を書いていきます。
様々な種類のオシャレなショップがあちらこちらに散在し、毎日日本中から多くの人々が集まる町“表参道”の大通り。
新宿からは徒歩で20分ほど、京成成田からおよそ1時間30分ほど電車に揺られると表参道があります。
表参道周辺にはおしゃれな美容室やカラー専門サロンの店舗があちこちにあるんですが…。
『さぞかし、表参道の美容師さんは高給を貰えるんだろうなぁ。』
あなたはそう思ってませんか??
(→ 美容師の給料を時給換算したら371円という驚愕の数字が…)
東京と言えば髪型や髪色トレンドの発祥地。
表参道のサロンには高級ブランドを身に着けたマダムや有名人、芸能人が多く来られます。
表参道のマダムに支持してもらって指名数をアップさせれば収入もガツンと上がる!!簡単だね♪
いいえ。
実は、表参道で働いてしっかり稼いで余裕ある暮らしをすることは、そう簡単じゃないんです。
(→ 美容師の給料は高いか地域、会社、企業の観点から検証した【超有益】)
表参道にはこんな有名美容室がある【経営者もビッグネーム!!】
表参道の美容師の苦悩や不自由さを話す前に、そこにはどのような美容室があるのかを紹介していきます。
言うまでもなくここにあげた美容室以外にも、素晴らしいサロンはたくさん存在していて、免許を手にした男女が、
✓ 自分の可能性を試すため
✓ 人生を変えるため
に切磋琢磨し、活躍しています。
OCEANTOKYO(代表:高木琢也)
渋谷区にあり、JR原宿駅から徒歩6分という超便利エリアにある言わずと知れた人気店。
都内のサロンの中でも常に上位にランキングされるほどの実力派サロン。
『東京のイケてる男性は、OCEANTOKYOから生まれる』とまで言われていて、カリスマ美容師“高木琢也”さんが代表となっています。
THEATER
表参道駅から徒歩30秒の場所にあるサロン。
オシャレ発信地ど真ん中にありながら、レベルの高い接客、施術をリーズナブルな価格で受けることができます。
表参道の美容師の平均年収は360万円【有名美容師/店長で年収500万円ほど】
表参道の美容師の年収の平均中央値は約360万円です(アシスタントも含む、キャリア問わず)。
ちなみに店長クラスになると年収500万円以上になるそうです。
求人誌をパラパラめくると、東京の最低賃金は¥1,013と書いてました(大阪は¥964福岡は¥841円 賃金構造基本統計調査調べ)。
あれ?表参道の美容師の年収の平均中央値は360万円?全国の平均年収が270万円って言ってなかったっけ??
そうです。
同じ業務内容でこれだけの年収差があると、“さすが関東!!年収が高い”となりますよね。
でもね、その数字が表参道の裕福さを表しているのではないのです。
(→ 美容師が貧乏なのは真実か?極貧時代をサロン経営者が語る)
だって表参道で働いてお金に困らないなら、日本中の美容師が表参道に行くでしょ??
私もとっくに “国家資格を取ったなら、絶対に表参道で働こう!!歩合給で好条件サロンを探そう!!” って言ってますって。
表参道は全ての職種において年収が高いけど、そもそも全ての物価が高いんです。
表参道は賃貸料や食費等で、地方に住んでいる人よりもお金がかかっちゃうんですよね。
シャンプー代金、ヘアカット代金、カラー代金など美容院の全てのメニューも全国平均よりも高いです。
言うまでもなく、サロン経営する上での毎月のコスト(地代家賃や水道光熱費など)も高いはずです。
数字だけで見ると年収は表参道の方が高いけど、その分生きていくために必要なお金の額も多い。
地方で美容師してる人は年収が安いけど、その分生活に必要な物価が安いから、その辺でうまく帳尻があってるんです。
地方で働いてもらっている年収額では、表参道では暮らしていけません。
家賃が払えなくて、公園で寝泊まりしないといけないかも…。
だから表参道の美容師だけが“いっぱい稼いでいい思い”をしてるわけではないのですね。
田舎でサロンワークをする場合の詳細を以下の記事にまとめてみました。
(→ “田舎の美容室は儲かる”噂を調査して分かった【美容師の独立は地方で】)
美容師は給料の手取り額30万円ぽっちでは生活できない
実際、知人が表参道でスタイリストとして働いていたのですが、結婚を機に美容師を辞めて別の業種に転職しました。
表参道で美容師をしていたときのスペックはこんな感じ。
✔ 売上は毎月120万円~150万円をキープ → 月収は30万円前後。
✔ 給与の他に、ボーナス、お祝いなどといった特別な手当ては支給ナシ。
転職した一番の理由は、経済的な理由です。
子供の養育費もどんどん出費が多くなります。
奥さんもローソンでアルバイト募集のチラシを見て応募し、見事採用してもらい数時間のパートをしていましたが、なかなかまとまった時間が取れずうまく稼げないようです。
家族が楽しく元気に生きていくことが何よりも最優先です。
話を戻しますが…。
美容師の年収は表参道で働いていたら、ガツンともらえるんじゃないのと思っていましたが、そうでもないようですね。
ただ、美容師を辞めずとも働き方を変えるだけでも未来は変わったのかなとも思います。
(→ 【本音】美容師やれ!!給料少ない?関係ねぇ!!理由を教える)
美容師の働き方というものは年々多様化しています。
これまでは正社員スタッフで働くのが当たり前だという固定概念がありましたが、最近の美容師は面貸し制度を利用したフリーランス、業務委託といったような形で働く美容師が激増しているのです。
(→ 時給制になると美容師の給料はこう変わる【パートやバイトで復帰したい人必見】)
誰かに雇用される形ではないので、何かあった時の保証はありませんが、働き方を自分で決めることができます。
休暇が欲しいのなら、週休2日で働くこともできるし、土日を休みにすることもできます。
“勤務時間は一日5時間だけ”と決めることもokなのです。
“電話で予約が入った時だけ営業する”なんてこともできちゃいます。
そして何よりも、頑張れば頑張った分だけ年収が増えるというのが最高ですよね。
リスクを負って独立しても、うまくいくとは限りませんし、こういった感じで“誰にも縛られない働き方”に挑戦してもよかったのかなと思います。
詳細は以下の記事にまとめましたので興味ある方はどうぞ。
(→ 美容師が売り上げ関係なく年収1000万にした全く新しい働き方)
日本中の美容従事者が同じような悩みを持って日夜仕事に励んでいるんですね。
“年収の少なさ問題”を解決しないと業界が先細っていきそうね。
(→ 美容師で手取りが12万円のつわものが存在した…辛い【不幸話】)
給料の安い地方の美容院従事者が表参道(原宿)で働く美容従事者の年収を超える方法
ではここから今日の本題です。
・ 表参道に住みながら年収を600万円にする方法
をお伝えしていきます。
この方法はシンプルかつ明快です。
お客様にとって、あなたが“替えが効かない美容師”になればいいのです。
そうすれば、あなたはトップスタイリストになって年収が上がるはずでしょ??
“替えが効かない美容師”になる方法は、数えきれないほどあるんですが、今回は誰でも今から意識して実行できるものを紹介しましょう。
それは、コミュニケーション能力を高めるという事です。
そしてそれをもっと深掘りしていくと、会話上手になるという事。
例えば、お客様から“中村さん食べ物で何が一番好物ですか??”と聞かれたとします。
あなたはどう返しますか??
普通な回答例 : “餃子が一番好きですね。”
では一番最良な回答はどういう回答になるのでしょうか??
あくまで私が考える参考例ですが…、
餃天堂の餃子が一番好きです。あそこの餃子なら、焼き肉食べ放題でお腹いっぱい肉を食べた後でも食べれますね♪
こういった回答です。
あなたがお客様の立場で、美容師に好きな食べ物を質問したときに、どれが一番好感持てる回答だと思いますか??
そしてどの回答が話を広げやすくて、どの回答が話を広げにくいと感じますか??
こういったちょっとした会話のやり取りでも、相手が反応を返しやすい“思いやった会話”ができると、あなたの印象イメージや技術の質が3ランク引き立ちます。
そういった振る舞いが自然と身につけば売り上げも結果としてついてくるでしょうし、半年もするころには賞与などを貰わずとも、地方にいながら表参道の美容師の年収ほどの数字になっているかもしれません。
(→ 美容師売り上げ60万の生産性を目指すべき【全技術者に告ぐ】)
表参道で働いている美容師さんがこういったことを意識することで、開業しなくても年収を600万円にすることも可能かもしれません。
経験が10年以上上の先輩の所得も超えることができるでしょう。
大企業に勤める友人の年収も超えることができます。
美容業界というのは、自分の努力次第で未来を創造することが出来る素晴らしいところなんです。
(→ 美容師が年収1000万に到達する方法5選【ここだけの話】)
ぜひ明日からの営業に役立てて頂けるといいと思います。
美容師が給料を上げるために必要なことをお話しましたが、ここからは番外編として、“ある程度成熟した美容師”が給料を増やすために必要なものをお話します。
結論から申しあげると、副業(ダブルワーク)をすることです。
美容師の給料の天井には限界があります。
そもそも全員がサロンワークだけで年収1000万円を稼ぐなんてことは不可能です。
しかし、サロンワークの傍らに副業を行うことで年収1000万円を稼ぐ美容師はたくさんいます。
でもボクのサロンは副業禁止なんだよね…。
多くの美容師がそう言います。
そういった美容師の悩みを解決する方法や、美容師に向いている副業についてをまとめた記事を準備しましたので、気になる方は以下よりどうぞ。
(→ 副業のない美容師人生はきっとつまらない【推奨ダブルワーク11選:2022年版】)
では今回は以上で終わります。
つたない文章にお付き合いいただきましてありがとうございました。