
美容師の平均給料は月に25万円です。給料を増やすためにあなたがすべきことをまとめて解説します。この記事を読むことで、現状の給与に不満を持っている人や、将来に不安を抱えている人を救えればと思います。
美容師の平均給料は月に25万円
美容師の給料の平均は、全国平均で25万円という事が報告されています。
(→ 美プロ)
美容室の求人誌に記載されていた、スタイリストの雇用条件の平均給料は約24.5万円/月でした。
この数字だけ聞くと、“思ってたよりヒドくないね。”と思うかもしれませんが、実際の所そうでもありません。
以下より私の経験を踏まえて、実際手取りの金額や貯金など自由に使えるお金は、どれほどあるのかをお伝えしていきましょう。
(→ 美容師の貯金平均額は3万ほど。貧困だった美容師の貯蓄術を公開)
手取り額はいくらくらいになるの?
私は、大阪府堺市のヘアサロンに13年間勤めていました。
美容師の給料の平均はその時で全国平均の25万円かそれよりも少し少ないくらいでした。
以下は私の場合の毎月の必要固定費支出の内訳です。
厚生年金 | 2万円 |
家に入れるお金 | 4万円 |
技術を学びに行く講習費 | 4万円 |
仕事や練習に使う道具代 | 2万円 |
保険料 | 1万円 |
昼食代 | 1万円 |
衣服代 | 2万円 |
交際費 | 3万円 |
電話料金 | 1万円 |
合計 | 20万円 |
そして基本的に余ったお給料の5万円ほどが貯金に回るという感じです。
貯金と聞くと生活に余裕があるように感じますが、結局そこから友人の結婚式があったらご祝儀をだしたり、自転車の修理が必要であればそこから捻出したり、恋人のプレゼントを買ったり…。
スマホが壊れたりすれば買い替えの際もそこからお金を捻出します。
なのであまり貯金はできない感じですよね。
むしろマイナスの月も出てくるわけです。
一般的なサラリーマンに比べると美容師は、“講習費” “道具代” “衣服代”などの比重がとても大きいため、目に見えない支出が多いです。
月に25万円を貰っていても余裕のある暮らしは難しいのではないかと感じます。
しかも美容師の給料の平均25万円というのは、売れっ子の美容師やキャリアや年齢を積んだベテラン美容師の給料も全てひっくるめた数字なので、中には月収17万円ほどの美容師さんもいるはずなんです。
アシスタントからスタイリストになりたての人は、指名客が少ないので歩合給では全然稼げませんから。
17万円の給料では、毎月のやりくりができないのはイメージしやすいかと思います。
(→ 美容師の給料はいくら?手取り30万円は稼げ【貧乏スタイリスト必読】)
美容師の平均給料って全職業中でどれくらいの順位なの??

年収ランキング統計によれば美容師という職業は100業種中100位…。
(→ 美容師の年収ランキング衝撃の結果がコレ【久々にむせび泣き…】)
この100位というランクは数年間も順位が変わっていないようです。
参考までに…美容師と同じ国家資格でも、クリニックに勤める看護師は19位ということです。
朝早くから夜遅くまで働きまくって、休みの日には講習に出かけて、皮膚はボロボロになって、そして最低レベルの賃金…。
これではなかなか美容業界が賑わっていかないですよね…。
専門学校を卒業してせっかく美容師免許を取った美容師もどんどん他業種に転職しても仕方ない状況です。
ではサロンが売り上げたお金はいったいどこに行っているのでしょうか??
オーナーがいっぱい取ってるんじゃないの?と思っている人も多いようですが…。
美容室は独立開業する人がとても多いイメージがあります。
しかし、美容室、理容室の倒産件数は、年々増加傾向にあります。
という事は経営者も厳しい運営を課せられているんです。
ならばどこにお金は消えているんでしょうか??
私が色々なサロン経営者を見て思うのは、余計なところにお金を使い過ぎであると思います。
(→ 美容師の給料が安い原因は経営方針。問題の解決策はコレ【重要】)
経営者である前に、なかなか職人気質から抜け出せていないサロンオーナーが多いような気がします。
経営のノウハウを雇われ時代に学んでこなかったことが要因であると思います。
ガラパゴス化した集客法であるポスティング、ハンティングにお金や時間を使い過ぎだと思いますし、オンライン集客もホットペッパーに頼りすぎであると思います。
SNSは無料で使用できるので、お金を使わずともサロンを認知してもらう手段はいくらでもあります。
ホームページサイトの運用のために毎月一万円以上も業者に払い続けるなんて正気の沙汰ではありません。
少しの学びで毎月の支出はドンドン減らすことができるのです。
収入を増やすことも大切ですが、他の企業に流れていく支出を減らすことも考えなくてはサロンが潤っていかないですよね。
サロンが潤わなければ、従業員の努力が手当として還元されるのは夢のまた夢です。
平均給料を上げるために美容師が行うべき行動
とはいえ、まずは“個人で売上数字やお給料をどうやって増やしていくか?”をまずは考えていかなければなりません。
私の体験も踏まえ、スタイリストの人がどうやって収入を増やしていけばいいのかをお伝えしていきましょう。
【美容師の給料の平均売上げの壁を越えていくために】
・ SNSを活用して“あなた自身”をブランディングしていく
・ 他者にない自分だけの強みを探し、そこをブラッシュアップしていくこと
・ あなたの時間単価を計算すること
・ 客単価を上げる方法、時間短縮の方法にアンテナを張る
・ 周りのスタッフとうまく付き合う事
・ 美容師の活動を書きたしなめたブログを作成
【美容師という枠を超えて収入を増やしていくために】
・ 趣味や好きなことについてのブログ運用
あとはやったほうがいい事として、『筋トレ』です。
『は??』となるかもしれませんが…。
精力的に仕事をこなして、成功している人の9割が運動ないしトレーニングをしているという調査結果があります。
理由は色々考えられます。
・ 運動して成長ホルモンの分泌を促すことでやる気を出し、イライラしなくなる(詳細はコチラ)
こんなにメリットがあるんです。
筋トレをすることによって、肉体面でもメンタル面でも1段階レベルアップしてさらにヴィジュアルも良くなるならやらないと損ですよね。
男性でも女性でも性別関係なくおすすめです♪
(→ 美容師が売り上げ200万の壁を破壊するための5項目【重要】)
今回は以上で終わります。
つたない文章に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。