美容師は貧乏って聞いたんだけどそれって本当?テレビで見てる美容師さんはとても派手そうな生活をしていたんだけど…。だれか教えてください。
こういった疑問にお答えします。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
私は1人美容室を経営しており、現在まとまった月給をコンスタントに稼いでいます。
しかし、20年間何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
貧乏を通り越して、家まで失いそうになった時期もありました。
これまでに経験した失敗や、遠回りした実体験を生かしたアドバイスをします。
✔あなたへ前置きメッセージ
本記事は、『美容師をしていたら貧乏になってしまうと聞いて、将来が不安で毎日眠れない…。』という方に向けて書いています。
この記事を読むことで…貧乏になる理由、そして貧乏を回避するいくつかの方法を知ることができます。
私自身が貧乏な時代を過ごして来たので、貧乏になることを恐れる気持ちは痛いほど共感できます。
私の場合は、いくつかの方法を使って貧乏を回避することができたんですが、よくよく考えると自分次第で好きなときに貧乏は回避することができます。
現在、貧乏な生活に苦しんでいる方は今回の記事をしっかり読んで明日からの生活に役立ててください。
これから美容業を仕事にしていきたいと考えている人は将来をイメージし、適切な行動を取るようにしましょう。
✔『わたしが記事を執筆しています』
髪のコンプレックスに悩む女性のヘアケアをおこない、2つのメディアを運営中。
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美容師が貧乏なのは真実か?極貧時代をサロン経営者が語る
美容師は貧乏か…??
こういった問いに、YESと答える人はどれくらい存在するか分からないですが、NOと答える人はあまりいないでしょう。
それくらい、美容師と貧乏という言葉はセットになってイメージされています(シクシク)。
(→ 美容師が給料を査定をしたら驚きの結果が【衝撃の結末】)
毎日毎日シャンプーに明け暮れたアシスタント時代は、給与の少なさに相当苦しみました(スタイリストになりたての時期のカットが精神的に一番きつかったですが…)。
少ない手取り額なのに、毎月シザーなどの道具のローン返済。
どうしてもお金が欲しくて、休日に勉強会がない時には、現場仕事にバイトに行ったりしていました。
もちろんオーナーには内緒で…ですが。
以前、20代の時にお付き合いしていた彼女のご両親に食事に誘われたんですね。
車の中で談笑していたのですが、急にお給料の話になって彼女のお父さんに『どれくらい月収あるの??』と聞かれたんです。
『手取りで19万円です(本当は手取り18万円だけど)…。』と言った時の彼女のお父さんの苦虫をかんだような怪訝そうな顔が今でも目に焼き付いています。
それだけが原因ではないと思いますが、その後彼女のご両親からは食事の声が全くかからなくなり、それどころか少し冷たい態度を取られるようになりました…。
娘の彼氏として失格のレッテルを貼られた瞬間でした。
(→ 店長美容師が恋愛事情について真実を語る【美容師の複雑な事情】)
美容師が貧乏なのはなぜなのか??
貧乏な生活を送っている理由って何なんでしょうか?
当然のごとく、“サロンから頂ける給料が少ないから”です。
休みも少なく働いてます。もう少し賃金を増やすことってできないんですかね?
特に駆け出しの美容師はそう思っている人が多いんじゃないかと思います。
私も実際そうでした。
“経営者が一人で儲けてるんじゃないの??じゃないとこんなに働きまくっているのに、給料が全然少ないのはおかしい!!”
と思っていたんですね。
でもね、実際に独立開業して多くのサロン経営者たちと話して気づいたことがあるんですが、儲かっている美容室ってほとんどないようなんです。
でも連日お客様がひっきりなしに来店して下さるんだけど??これで儲かっていないって信じられない。
そうですね。
売上は確かにあるかもしれない。
色々な調査の結果衝撃な事実が分かったんです。
それは出ていくお金がとてつもない額だという事。
特に特筆すべきは、お客様をサロンに呼び込むための広告宣伝費。
ホットペッパーであったり、アプリケーションのリース費用だったり、雑誌に掲載したり、広告チラシだったり…。
美容室が日本全国でおよそ25万件あるのですが、その25万件でお客様の取り合い合戦をしているものだから、経営が苦しくても広告宣伝費にドンドンとお金をかけてしまいがちなんですよね。
こういった問題の解決方法は、そもそもそういった集客ツールを使わずともお客様を呼び込めるような“集客力を身に着ける事”しかないのですが、そこを話し出すと話が長くなってしまうので、今回は割愛します。
しかし集客力を身に着けることが、起業者が経営を成功させる秘訣であるという事が言えるでしょう。
貧乏な理由をまとめると、美容室が余計なところにドンドンお金を垂れ流しているから一生懸命働いている従業員に適正な還元ができていないという事です。
日本にある美容院の多くがこのような経営環境に苦しんでいると言えます。
それはまるで底の空いたバケツに一生懸命水を貯めようとしているようなものですから、そこで働くスタッフはどうしても経済的に疲弊してしまうわけです。
パートナーが貧乏美容師でろくでなしだったら??
“彼女が美容師なんです。”というパターンは結婚後も問題ないかもしれません。
問題は“彼氏が美容師なんです。”というパターン。
では何が問題なのか、理由をお伝えします。
(→ 【本音】美容師やれ!!給料少ない?関係ねぇ!!理由を教える)
“国家資格を要する職業なので、仕事が無くなるという心配がない。”
という意見がありますが、あれはハッキリ言って“年齢が若い”ことが前提にあります。
40代50代で他サロンに転職するのは相当キビシイのは目に見えてますよね。
それに年収も他の仕事に比べると280万円~340万円と少ないです。
あと、男性美容師の浮気や不倫問題もよく聞きます。
私からすると“毎日忙しいだろうに、元気だな…。”と、ある意味尊敬しますが…。
家族を持って子供ができたときにも、子供と時間が合わせにくかったりで家族と遊びに行くことが難しいという問題もあります。
なので男性美容師を伴侶に…と考えている人はそれ相応の覚悟をしておいたほうが良いかもしれません。
(→ 美容師の旦那の給料で家族が幸せに暮らす事は出来ない【悲報】)
美容師を目指している人は貧乏不可避!?
突然ですが、ここで嬉しいお知らせです。
美容師は貧乏から逃れる事はできないのかというと、実はそんなことは無いんですね。
美容師が貧しいというのは、戦後から最近まで“貧しくなるような働き方”しかしてこなかったからなんです。
でも今は違いますよね。
サロンワークの傍ら、副業をして収入を増やしている人が急増しています。
美容業にこだわりを持つのであれば、ぜひ+αで副業に挑戦しましょう。
美容師と副業は相性バッチリ
とくにおすすめしたい副業というのは、ブログでの情報発信です。
なぜ美容師にブログを進めるのかというと、広告収入を得ながら自己ブランディングができるから。
自己ブランディングと美容師という職業は親和性が無茶苦茶高いんです。
詳細を知りたい場合は以下よりどうぞ。
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お客様に有益な情報を書いた記事ページをドンドン更新していくといいのね♪
副業で毎月5万円稼げたら年収60万円、毎月10万円というお金を副業で稼げたら年収120万円が加算されることになります。
年収500万円達成も夢ではありません。
そうすればその辺のサラリーマンよりも、職場の先輩スタイリストよりも高い年収を手にすることができるのです。
定期的に自分へのご褒美を買うこともできます。
サラリーマンは副業禁止となっているところがほとんどでしょうから、そういった意味で美容師は“頑張り次第”でいつだって貧乏から脱出する事ができるのです。
とはいえ、ボクはブログが向いているとは思えないんだよね。
以下に美容師に向いている副業についてまとめた記事を準備しました。
必ずあなたに合った副業を見つけることができると思います。
(→ 副業のない美容師人生はきっとつまらない【推奨ダブルワーク11選:2022年版】)
フリーランス美容師になるのも稼ぎやすい
副業はしんどいな…。
そんな方はフリーランスで美容師をしてもいいでしょう。
保険制度等は優遇されていませんが、お金を稼ぐだけならサクッと稼げます。
普通自分でサロンを作ろうと思ったら、日本政策金融公庫などでお金を借りる必要があります。
いわゆる“借金”です。
しかしフリーランス美容師なら、店舗を改装するような初期投資も必要ないのでリスクを最小限にとどめることができます。
ビジネスには“正解の形”はありません。
美容師を心から楽しむためにも、経済的な悩みを解決できる最適な形を模索していきましょう。
美容師が貧乏でなくなる時代がクル!?
最後に余談なんですが…、美容師の給料って実は上昇傾向にあるんです。
というか美容師に限らず、ほとんどの職業において賃金は上昇傾向にあるんですね。
美容師の年収は、2017年 → 2018年 → 2019年 → 2020年とドンドン増えてきていて、ここ10年で50万円も上昇しています。
(→ 美容師の給料はいくら?手取り30万円は稼げ【貧乏美容師必読】)
今美容業界で頑張っている先輩スタッフ方が頑張っているおかげでもありますよね。
次世代の美容師もしっかりバトンを受け継いで、引き続き美容業界がどんどん盛り上がっていくといいですね♪
せっかく専門学校を卒業して、素晴らしい技術を身に着けているんです。
今の場所で売上を上げることも大事ですが、まずは幸せになる事にコミットしてくださいね。
今回は以上で終わります。
つたない文章に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。