美容師アシスタントの給料の平均値は15万円と聞いたのですが…。他業種のサラリーマンと比べて美容師アシスタントの給料はどうなのでしょうか?仮にずっとアシスタントを続けた場合の生涯年収額はいくらになるのでしょうか?続けていくうえでのアドバイスがあれば教えて下さい。
こういった疑問にお答えします。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
私は1人美容室を経営しており、現在まとまった月給をコンスタントに稼ぎます。
しかし、美容師になってからの20年間、何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
経験した失敗や遠回りの経験を生かしたアドバイスをします。
✔あなたへ前置きメッセージ
本記事は、『美容師アシスタントをしているんだけど他のサロンのアシスタントはどれくらいの給料をもらっているのか?辛いことが多く、心が折れそうなので、どんな心持ちで頑張ればいいのかアドバイスが欲しい。』という方に向けて書いています。
美容師アシスタントの給料少ないですよね。私はサロン経営者なのでどうしても経営者目線での言葉に聞こえてしまうかもしれませんが、まだアシスタントって修業過程まっただ中なんですよね。だからお給料をたくさんもらおうと考えるならば、一刻も早くスタイリストになることです。そのために必要なマインドセットをお伝えします。
私も、納得いかないことがあればよくスタッフや先輩と衝突したことがありました。
精神的にも肉体的にも経済的にも追い込まれて余裕が無かったとはいえ、今では反省しています。
そんな私ができるアドバイスをお伝えしていきます。
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美容師アシスタントの給料は15万円“他業種と比べて妥当??”
美容師アシスタントの給料について早速切り込んでいきたいと思いますが、まずは以下の図をご覧ください。
【美容師アシスタントの年齢別給料の調査結果】
年齢 | 年収 | 月収 | ボーナス 賞与 |
20歳~24歳 | 177万円 | 約12万円 | 31万円 |
25歳~29歳 | 230万円 | 約16万円 | 41万円 |
30歳~34歳 | 265万円 | 約18万円 | 47万円 |
35歳~39歳 | 291万円 | 約20万円 | 51万円 |
40歳~44歳 | 313万円 | 約22万円 | 55万円 |
45歳~49歳 | 331万円 | 約23万円 | 59万円 |
50歳~54歳 | 345万円 | 約24万円 | 61万円 |
55歳~59歳 | 340万円 | 約23万円 | 60万円 |
60歳~64歳 | 255万円 | 約18万円 | 45万円 |
※保険等は引いていません。
美容師アシスタント時代というものは、美容専門学校を卒業後にサロンで最低3~5年ほど修行する、いわゆる【下積み時代】の事なんですが、今実在する美容師アシスタントのほとんどが20歳~24歳までの年齢だと考えています。
(→ 美容師が貧乏なのは真実か?極貧時代をサロン経営者が語る)
なので実際美容師アシスタントの年収平均は177万円、月給は12万円、ボーナスは31万円であるということが言えるでしょう(ボーナス込みで考えると月給15万)。
※一応64歳までの美容師アシスタントの給料を掲載しましたが、オリジナルの算出方法を使っているので参考までにご活用下さい。
あなたが現在美容師アシスタントであるならば、貰っている賃金の額と比べてみましょう。
(→ 美容師のアシスタントの給料の手取り額を見て3秒であごが落ちた件)
美容師アシスタントの業務は主に雑用
“こんなに給料が少ないってことは、よっぽど楽な仕事なんだろうね。”
と思う方がいるかもしれません。
しかし断言しておきますがそんなことはありません。
(→ 美容師の給料問題は低賃金だけじゃない!!【悪魔の事例】)
私がアシスタントをしていたときの一日の流れをお見せします。
7:00 | 朝レッスン |
8:00 | 掃除、朝礼 |
9:00 | 営業スタート |
19:30 | 営業終了 |
20:00 | 営業後レッスン |
22:00 | 帰宅 |
24:00 | 就寝 |
7時から22時くらいまで職場にいました。
およそ15時間…。
今思うと、『よく頑張ったな…。』と思いますが当時は完全に思考停止でロボットのように同じことを繰り返していました。
(→ 美容師の現実についてあらいざらい暴露する【R18指定】)
営業中にはどんなことをしているかというと…
・ 道具を洗う
・ 先輩のヘルプ
・ 薬剤などの準備
・ 掃除
・ ブロー
・ お客様への気配り(雑誌交換、飲み物など)
・ タオルの洗濯
・ カルテ整理
こんなことをしています。
まぁ、できる仕事は少ないとはいえ常に動き回っているわけです。
私の場合は、『早くスタイリストになって、アシスタントを卒業してやる!!』って考えてたので、なんとか続けることができました。
しかし、一生アシスタントが続く…となれば絶対我慢できなかったでしょうね。
美容師アシスタントをあなたが生涯貫くなら生涯年収は?
私のサロンにも、求人広告を見て多くの美容師さんが面接を受けに来られるのですが、最近多いのが『スタイリストは目指していなくて…。ずっとアシスタントでもいられますか?』と言われる方。
そもそも、美容師理容師の仕事に魅力を感じてこの業界に入ってきたのでしょう…?
就職後は、ずっとカラー後のシャンプーばかりやり続けるのかい??
見習い中は出来る仕事の種類ってあまりないよ??
とりあえず人の考え方や価値観はそれぞれだし、会社や店舗側の考え方もあるだろうからそれは置いといて…。
かりに“ずっとアシスタントをやっていたい”という方を雇用したとして、アシスタントでの生涯稼げる年収額はいくらになるのでしょうか?
結論を言いますと、1億円と言われています。
(→ 美容師の時給の相場を調べた。これ年収額もヤバイって…【後悔まみれ】)
数字が大きすぎてピンとこないですよね。
ちなみに平均的な日本人の平均生涯年収の中央値は1.9億円と言われています。
9,000万円ほどの差が生まれていますね。
地方であれば豪邸が手に入るほどの金額差です。
そして美容師スタイリストの生涯年収は1.3億円です。
この差を見ても、仕事の楽しさやりがいを考えてもスタイリストを目指す方が幸福な生き方である可能性はかなり高いでしょう。
(仕事に対する価値観は人それぞれですが…)
スタイリストで成功することができれば、長いキャリアで考えると企業に勤めるサラリーマンの平均生涯年収を超える事も夢ではありませんから。
(→ 普通の美容師が年収600万円をクリアした方法【具体的に説明する】)
美容師アシスタントが高給を狙う際に求められるものとは
私は現在経営者なんですが…。
今でこそ順風満帆に仕事を楽しむことができているんですが…。
美容師アシスタントの給料は少なかったですし、それはもういくつもの色々な失敗や苦労をしました。
ふがいない技術でお客様を怒らせたり、周辺の同僚とそりが合わずケンカしたり、経済的な苦労をしたり、先輩に嫌われたり…。
正直な話、スタイリストになる夢をあきらめて営業職にでも転職しようと考えたことも両手では足りないほど経験してきています。
でも今では、“美容師をあきらめて転職しなくて本当に良かった”と心から思っています。
(→ 【本音】美容師やれ!!給料少ない?関係ねぇ!!理由を教える)
少なくともサロンを独立開業した人は、ほぼ全員そう思っているはずです。
だってとにかく美容師って職業は最高に楽しいんですよ。
お客様の幸せそうな表情に囲まれて仕事できるし、世の中の事なんかもお客様がどんどん情報を下さるので常に最新情報が手に入ります♪
アシスタントの時は接客に入るときに“失敗したらどうしよう”とか“いっぱいしゃべらないと”とか色々考えて、ストレスで胃がキリキリしていましたが、これって5年後には成長していて、全く苦にしていないあなたがいるはずです。
要は経験というか慣れなんです。
(→ 美容師が年収1000万に到達する方法5選【ここだけの話】)
中村さんはうまくいったからそんなこと言ってるんでしょ?結局ポジショントークじゃん。
とか思われるかもしれませんが…。
ではあなたと仲が良い先輩に聞いてみて下さい。
数年後には息をするぐらい自然に、お客様を楽しませることができているはずですよ♪
あなたが考えているほど、お客様の心は狭くありません。
間違ったことをしたら誠意を込めて謝罪と反省をしなければなりませんが、あなたの一生懸命な姿を見てお客様も温かい心で見守ってくれるはずです。
なので精いっぱい仕事を楽しむことに集中してください。
仕事を楽しむことができるようになれば自然と売り上げが上がっていくので、歩合制の給料であればドンドン収入もアップしていくはずです。
(→ 美容師の給料は歩合制で爆増する【美容室の計算上手取り50万は可能】)
美容師アシスタントが給料を増やすために今からやっておくべきこと
この記事をここまで読んでくださったあなたに、私だからできるアドバイスをしておきます。
少し話は変わりますが…。
アシスタントであるあなたの弱点は、《若さ》です。
先輩美容師に比べると、知識、技術、経験など全てが足りません。
ではあなたの武器は何でしょう??
それは、《若さ》なんです。
あなたには先輩よりも、多くの時間(余生)があります。
なので、将来に向けて色々な準備を始めようと考えたときに潤沢な時間を持っているわけです。
毎日の仕事が忙しいとは思いますが、もう一つだけ仕事を増やしてみましょう。
おすすめはSNS発信です。
(→ ネット集客方法【完全無料】)
サロン内でできる仕事はまだ多くないかもしれません。
でも美容師アシスタントの仕事って一般のお客様には見えにくい部分なので、興味あるフォロワーが集まると思います。
それにそういった投稿にどんどんフォロワーが付いたら、いざスタイリストデビューするという時にきっと応援してくれる人が出てきます。
頑張る人を見ると、応援したくなるのが人間ですから♪
10時間もサロンワークしているので、仕事をする傍らで『今日はどんなことを投稿しようかな?』と考えておくといいでしょう。
今回の記事が少しでもあなたの心の負担を減らすことがあればと願います。
できれば『国家資格を取ったらスキルを磨いてアシスタントを早く卒業して、スタイリストになりたい』という人が一人でも多く現われてほしいと…。
『役職を狙っていきたい。』『独立開業したい。』というようなギラギラした美容師さんがドンドン増えていくといいですね。
(→ 美容師の独立後の年収は600万円以上【上級国民爆誕】)
今回は以上で終わります。
つたない文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。