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美容師の年齢と給料についての質問なんですが…。年齢を重ねたら給料が増えるというのは本当なんですか?給料が少ないことに対して本気で悩んでいます。
こういった疑問に対しての回答とアドバイスをお届けします。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
私は1人美容室を経営しており、サロンワークの収入と副業収入でまとまった月給をコンスタントに稼いでいます。
しかし、常に順風満帆だったのかと言えばそうではなく、
美容師になってからの20年間、何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
これまでに経験した失敗や、遠回りした実体験を生かしたアドバイスをします。
✔あなたへ前置きメッセージ
本記事は、『美容師の給料は何歳になれば上がるんだろう??そしていくらくらいの給料になるのかを知りたい。』という方に向けて書いています。
この記事を読むことで…“美容師の給料額のピークが何歳くらいで訪れるのか”と、“早く給料を上げていくために何が必要なのか”を知ることができます。
✔『わたしが記事を執筆しています』
髪のコンプレックスに悩む女性のヘアケアをおこない、2つのメディアを運営中。
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美容師の年齢と給料の関係性について【40代超えれば高年収ってホント!?】
男性美容師の給料額のピークは40歳代と聞いたんだけどホント??
はい。
まずは以下のグラフをご覧ください。
※「令和元年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)
※平均年収は、「所定内給与額」×12か月+「年間賞与その他特別給与額」で算出
50代の所でガツンと伸びていますが、これは50代美容師の多くが経営者だからと予測されます。
雇われ美容師の給料額がピークに達するのは40歳ごろだと思っていただいても問題ないでしょう。
(→ 40代美容師の年収は372万円。結婚、老後について考察する)
女性美容師に関しては、男性美容師に比べてピークに達するのはもう少し早いようです。
“給料額のピークに関する詳細”は別記事にまとめたので、気になる方は以下の記事をご覧ください。
(→ 40代美容師が給料40万を手にするために【安定した生活が欲しい】)
じゃあ、若い年齢の期間の安月給をガマンして乗り切れば、バラ色の人生が待っているんだね♪
ちょっと待って!!
それは多少誤解しているかも。
美容師の給与システム上、“年齢やキャリア、勤続年数を重ねたら収入が毎月10000円づつ上がっていく…”というものではないんですね。
確かに残業が多い月でも月収は変わらないもんね。
次項より少し掘り下げていきます。
美容師の給料手取り額が増えるのは年齢を重ねたからではない
企業に勤めるサラリーマンというのは、月給という形でお給料が決まっていて、勤務年数が増えればお給料やボーナスがどんどん増えていく“年功序列賃金制”というシステムになっています。
しかし、美容師の場合はそうではありません。
スタイリストは【固定給+歩合給】といった給与システムになっているので、あくまで“どれくらいの実力をもって、サロンに貢献しているのか?”が給料として評価されるのです。
とくに何が大切かと言うと、“指名客数”と“売上”です。
どれだけ長い労働時間を働いても、指名客や売上の数字が上がらなければ給料は増えないのです。
“あなたの努力次第”とはいえ、目に見える結果が必須条件になる職種なんです。
カットが飛びぬけて上手くなくても、指名して下さるお客様の数や売上が高ければ、20代でもたくさんのお給料を稼げるという事⁇
半分正解で半分間違い…といったところでしょうか。
まずは美容師という業種についてのリアルな悲しい現実と、歳を重ねてから給料のピークを迎えやすい大きな要因を話していきましょう。
(→ 美容師の老後が不安なら必見!!【悲しい現実とリッチな末路のつかみ方】)
美容師の年収ランキングは全職業中167位
ちなみに美容師の年収ランキングは、どれくらいの順位だと予想しますか?
う~ん。真ん中よりも少し低いくらいかな?
とあるメディアで公開されていた情報によると、じつは200ある職業中の167位らしいです。
ちなみに理容師は168位です。
比較されやすい美容師と理容師ですが、一般的には双方の年収に差はないようですね。
(→ 美容師の年収ランキング衝撃の結果がコレ【美容業界の悲惨さにむせび泣き…】)
かなり下の方だね。
そうなんですよね。
そして美容師の中でも格差があって、24歳以下の美容師と25歳以上の美容師の年収には1.5倍ほどの差が生まれる状況になっています。
これは、“スタイリストデビューをして施術に慣れ、人気や指名客が増えてくると、給料が増えていく”ことを示唆しているのですが、多くの美容師は“アシスタント時代の厳しさ”に耐え切れずに転職していくという悲しい現実と傾向があります。
せっかく大志を持って資格を取ったのに、もったいないね…。
(→ 美容師のアシスタントの給料の手取り額を見て3秒であごが落ちた件)
美容師の年収は役職で増える【雇われ店長で年収700万も可能】
スタイリストになって接客や技術が成熟してくると、指名客がどんどん増えていきます。
そうなると給料は少しづつ増えていくんですが、30代になってくると“年収400万円の壁”を目前に伸び悩み始めます。
こなせる仕事量にも限界があるもんね。
そうです。
しかし、ピークは40歳くらいと先ほどお伝えしました。
なぜその後にピークが来るのでしょう。
そうか!!店長やディレクターなどといった役職に就くことで、役職手当がもらえるのか。
そうです。
チーフ、リーダー、班長などサロンによっていろいろな役職カテゴリを作り責任を持たせて報酬を与えているのです。
(→ 役職のない美容師人生はきっとつまらない【店長やディレクター最強】)
大きい規模のサロンの店長クラスになると、年収700万円(月給60万円)の人も少なくないようです。
技術力によって“トップスタイリスト”、“ジュニアスタイリスト”などのランク付けを行い、ランクによって固定給料の料金をアップさせたりしている店舗もあります。
正社員美容師の給料は安いからね。個人の頑張りを評価してくれて、500円でも月収が上がるのは、モチベーションが上がるよね♪
オーナー美容師やフリーランスになれば年収1000万も!!
独立してサロンを開業する人について、面白いデータがあるので紹介しておきます。
それはサロン経営者の年齢なんですが、経営者の平均年齢はどれくらいだと思いますか?
以下のグラフをご覧ください。
【美容室経営者の年齢】
30代 | 36% |
40代 | 24% |
50代 | 18% |
60代 | 16% |
70代 | 4% |
80代 | 1% |
30代と40代の経営者が全体の6割を占めているのです。
そしてサロン経営者の平均年収は450万~500万と言われています。
50歳以降は、サロン経営をやめる人も出てくるようです。
これも40代で給料のピークが来やすい要因になっているんだね。
80代のサロン経営者がいる事には驚かされますが、高齢になっても体力と情熱があれば仕事を続けることができるんですね。
昔の年代の美容師さんの体力の凄さには、頭が下がります…。
そして本当に素晴らしい職業だと思わされますよね。
(→ 【本音】美容師やれ!!給料少ない?関係ねぇ!!理由を教える)
美容師が安い給料の悩みから解決される方法【カリスマ美容師の年収は誰でも再現可】
40代に給料のピークを迎えるのは分かったよ。でもさ、30代になれば結婚して子供生まれて…。ドンドンお金が必要になるよね。40歳になるまで待ってられないよ…。
そうですね。
まずは、美容師として一日でも早く成熟することを意識しましょう。
接客力、スキル、経験値、集客力をひたすら積み重ねていくのです。
美容師が売り上げを伸ばすため必要なことを以下の記事にまとめたのでぜひご覧ください。
(→ 美容師が売り上げ200万の壁を破壊し給料を上げるための5項目【重要】)
ある程度、美容師として成熟しきって、給料の伸び悩みが出てきたらダブルワークをすることをおすすめします。
ダブルワークをすすめる理由は以下の通り。
✓ 色々な収入源を作ることでリスク回避になる
今後、ダブルワークが美容師のスタンダードな働き方になるのは間違いないと言われています。
うちの美容院ってとても閉鎖的で昔的な考えの職場なので、副業を禁止されているのよね。どうしたらいいのかな??
2020年~2021年以降は国が副業を推奨し始めました。
『副業を禁止することをやめなさい。』と国が言っているのです。
なので、そこを理解してくれないサロンならば求人誌で“副業OK”のサロンを探して転職することも方法の一つですし、バレないように副業をする方法もあるのでどちらかを選択するといいかと思います。
バレずに副業を行う方法を書いた記事を以下に準備しましたので、参考までにどうぞ。
(→ 美容師にはバレることなく副業する権利がある【バレない方法も解説】)
副業って考えたことがなかったけど、美容師にはどういった副業が向いているんだろう?
美容師という職業の特徴として、
といったことがあります。
だからこそ、美容師に向いている副業を探す必要があります。
出来るだけ本業をおろそかにしないように、そして体に負担がかからないような仕事を探さなければなりません。
という事で、美容師に向いている副業をまとめた記事も準備しておきましたので、そちらも併せてご活用ください。
(→ 副業のない美容師人生はきっとつまらない【推奨ダブルワーク11選:2022年版】)
美容師という仕事の最大の強みは、あなたの働きたいようにさまざまなカタチで働くことができるという事です。
思いっきり仕事を楽しんでサロンワークがlife workの一環になるといいですね。
今回は以上で終わります。
つたない文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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