美容師の年収は店長になるとどうなるのかを検証したら…
美容師の年収は店長になるとどうなるか調査した詳細を報告します。
Googleで色々調べたら、“美容師が店長クラスになると年収が600万円~1000万円…”と記載されていました。
この記事について、美容師のあなたはどう思いましたか??
『うちの店長め。こっちはひどく苦労してるのに、こんなに給料もらっていやがったのかっ!!』と思いましたか??
私はこの“店長クラスは年収600万円~1000万円”という数字を見て、かなり懐疑的です。
会議で多くの経営者と話す機会があるのですが、その話の中で見えてくる、店長クラスの収入は月に30万円前後なのです。
平均年収で400万円ちょっとです。
600万円~1000万円…という年収は、全体の1~2%のカリスマ店長、あるいは東京表参道、青山の有名サロンだけの話です。
でも酷ですよね…。
現代の若い子は『グーグルは神』と教えられた子ばかりでしょうから、
『店長美容師になったら年収600万円~1000万円も儲かるんだ♪』
とか考えちゃいますよ…。
情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、色々な情報を手に取って精査していくことをおすすめします。
このカテゴリー内では、給料の手取り額が少ない理由や、年収600万円プレイヤーになるための方法を解説しているのですが、記事を見るとやはり今まで通りの働き方をしていてはドンドン淘汰されていくことが明確であると理解できると思います。
古い固定概念を疑ったうえで、サロンワークを行うことが必要です。
そうすれば、年収600万円の壁をブレイクスルーできますし、年収700万円も到達することが出来るでしょう。
『いやいや、給料も大事だけど名誉のために店長になりたいんだ!!』という方もいらっしゃるでしょう。
そういった美容師さんのために、店長になるために必要な事を記事にしてみたのでご参考にどうぞ。
美容師 店長の適正年齢となり方~ギラついた諸君に捧ぐ~
美容師はとても夢のある仕事です。
生活が苦しいから他業種に転職…と安易に考えずに、給料を上げていく行動にチャレンジしていきましょう。
店長美容師の年収ってどれくらいなの?店長美容師になる以外に収入を増やす方法ってあるのかな?
店長美容師の年収は全国平均600万円
美容師 店長の年収は平均中央値で600万円です。
しかし“店長美容師”と一言にいっても、一概ではありません。
めちゃくちゃ忙しい店長もいれば、他のスタイリスト並な忙しさの店長美容師もいるのです。
(→ 40代美容師が給料40万を手にするために【安定した生活が欲しい】)
今回は“運営を任せられるほどの有能な忙しい店長美容師”という前提でお話をしていきます。
そんな“有能な店長美容師の年収は600万円”と聞いて『さすが店長ともなると給料高いな。』と思いましたか?
それとも『給料安いな。』と思いましたか?
あなたがもし、まだ美容業界の事をあまり知らない、毎日毎日シャンプーや雑用ばかりこなし続けるアシスタントなのであればこの給料は高く感じるかもしれません。
でもよく考えて見て下さい。
・ 経営者から『数字を上げろ』と、プレッシャーが絶えずかかる。
・ 部下がお客様に“そそう”をしたら、一緒に謝罪。
・ 地下鉄の終電が無くなる寸前まで、スタッフのレッスンにかかわってあげる。
・ 仕事の付き合いで、営業後に深夜まで東京は表参道や銀座街を連れまわされる。
etc…
挙げるときりがないくらいの忙しさで、それで年収600万円と考えると、もしかしたら辛く感じるかもしれません。
帰宅後に料理を作る“気力と元気”は微塵も残ってはいません…。
(→ 管理美容師は給料高くもらえる?答えは否!裏話を公開!)
店長美容師にならずとも年収は上がる
店長になれない場合は稼げないの??
スタイリストが年収を上げるために、必ずしも店長というポジションに到達しなければならないという事はありません。
そもそも店長というポジションは、一つのお店にいくつも必要ないので、なりたくてもなれない人の方が圧倒的に多いのです。
でも店長美容師の年収額は目指すことができます。
(→ 1人美容室の経営で年収600万円以上は確実【今後独立開業する美容師必見】)
自分が経験してきた事例を含めて、それをこれからお話していきましょう。
成熟した美容師が収入を増やすために出来る事
1か月先まで予約がつまっていて、あまり収入の伸びしろが無くなった時にはどうすればよいか?
“転職”という決断をする人もいますが、そこまでしなくても給与を上げる方法はたくさんあるのです。
収入の増やし方の例をいくつか紹介していきましょう。
(→ 店長美容師が恋愛事情について真実を語る【複雑な事情】)
外部講師をする
“美容師を集めて勉強会を行い、そこで収入を得る”というパターン。
一昔前は色々なコネクションがないとできませんでしたが、現在はSNSやYouTubeなどが発達しているのでそこから美容師を集客できます。
ZOOMなどを利用したオンライン勉強会などもあちこちで始められています。
トレンドを取り入れてやっていくことで集客はドンドンしやすくなるのではないでしょうか??
美容師としてのインフルエンサー活動
SNS上で企業の商品を宣伝することで、報酬をもらうことができます。
報酬額の相場は、1フォロワー当たり2~3円です。
なので例えばあなたのSNSにフォロワーが5000人いたとしたら、一度投稿すると¥10,000~¥15,000を貰える計算になります。
こういった宣伝活動を毎月10件ほどしていけば、年収を150万円ほど上げる事も可能となるでしょう。
インフルエンサー活動を始めるなら&buzzで案件を探すのがおすすめです。
実際に私もインフルエンサーとしての活動を行っており、そこからの収益は年間100万円を超えています。
(→ Instagram講座)
ブログやYouTube活動で長期的な積み上げを行い、安定収入を得る
ブログやYouTubeは短期で収入を増やすことはできませんが、継続してやり続けることで将来安定的に収入を増やすことができます。
この内容は話すと長くなってしまいますので今回は割愛しますが、私はブログの執筆活動を強くおすすめいたします。
ブログの執筆活動で収益が生まれるまで時間はかかります。
私の場合では、月間10万円ほど収益が生まれるまでに2年ほどの歳月がかかりました。
私の周辺の知人は半年で月間ブログ収入を10万円まで上げることができているので、そこは自分の頑張り次第かと思います。
興味がある人は、以下より詳細をご覧ください。
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ブログについてのQ&Aは、以下の記事にまとめています。
フリーランス美容師になる
フリーランス美容師になることで、自分の思うようにサロンワークを行うことができるようになります。
メニュー内容や価格はもちろん、勤務時間なども自由に決めることができるのです。
フリーランス美容師に中には、上手くブランディングをすることでカット料金を¥70,000に設定し大繁盛しているつわものも存在します。
しかしフリーランス美容師になることにリスクも伴います。
そのリスクというのは、様々な保証が一切ついていないという事です。
年収1000万を稼ぐ美容師がごろごろと存在している反面、全く稼げなくて元のさやに納まる美容師も存在するようです。
見返りは相当高いので、腕に自信があるのであれば、ぜひ挑戦されるとよいでしょう。
独立開業してサロンオーナーになる
一般的に独立開業して経営が軌道に乗った美容師は年収が600~1000万円になります。
現在25万件以上のサロンが日本に存在しており、その数はコンビニよりも多いとか。
大きな夢を抱いて独立する美容師は山ほどいますが、経営が立ち行かなくなって廃業する美容師も山ほどいます。
美容室の廃業率は、他業種に比べると無茶苦茶高いです。
“オープンして3年以内の廃業率50%”というデータもあるくらいですから、いばらの道になるかもしれません。
とはいえ、上手くいけば高収入が得られるのはとても魅力ですよね。
上手く経営するための緻密な戦略を練ったうえで、攻略していきましょう。
(→ 美容師の独立後の年収は600万円以上【上級国民爆誕】)
店長美容師でなくとも年収を上げるコツは時間の有効活用
美容師 店長の年収についてと、店長になれなかった場合の年収の上げ方についてお伝えしてきました。
美容師として、職場のリーダーである店長を目指すことも素晴らしいことであると思います。
しかし、それが全てではありません。
“一つの店舗に一つしかない椅子を奪い合うこと”が性に合わない人は、ゆっくり徒歩で地道にSNS活動やサイト作成などを行っても十分な収入を手にすることができます。
しかも今回お伝えした方法は、全てお金をかけずにできる事ばかりです。
予算0、リスク0で出来るという事は、挑戦しないことが一番の損失であるという事です。
逆に忙しさを理由に、現状を何も変えなければ忙しさは変わらないままで、体力と時間を浪費し続けることになり出口は見えないままです。
一度きりしかない人生という時間を大切に有効に使いましょう♪