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ニューヨークで美容師したら給料ってどれくらいなんだろう?海外で美容師するのってあこがれるよねぇ。誰かニューヨークの美容師事情について教えて下さい。
こういった疑問にお答えします。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
私は2014年に独立以降、1人美容室を1店舗経営しており、サロンワークの収入と副業(soho)収入でまとまった月給をコンスタントに稼いでいます。
しかし、常に順風満帆だったのかと言えばそうではなく、
美容師になってからの20年間、何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
これまでに経験した失敗や、遠回りした実体験を生かしたアドバイスをします。
✔あなたへ前置きメッセージ
本記事は、『今後ニューヨークで美容師することを考えているんだけど、上手くいくためのアドバイスや給料などについて教えてほしい。』という方に向けて書いています。
この記事を読むことで…日本のサロン事情とニューヨークのサロン事情の違いや、国の文化の違いなどについてを知ることができます。
日本で成功を積み重ねた多くの美容師たちが、挑戦の場をニューヨークに移しましたが、ことごとく失敗しています。
理由は、日本とニューヨークで“”求められるものが全く違うから”。
これからニューヨークで美容師ライフをスタートさせることを考えている人は必見の記事です。
✔『わたしが記事を執筆しています』
髪のコンプレックスに悩む女性のヘアケアをおこない、2つのメディアを運営中。
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ニューヨークで働く美容師の給料は100万円+α!?
ニューヨークにはヘアカットで5万~10万を取るスタイリストがゴロゴロいます。
日本のカット料金はせいぜい5000円くらいだと思うけど、さすがニューヨークね!
日本でのヘアカラーは基本的に単色染めのワンメイクカラーが一般的ですが、ニューヨークでのヘアカラーはブリーチでハイライトを入れて、トナーをするのが一般的なんです。
施術時間にしても日本では1時間ほどで染め終わるのが、ニューヨークでは2時間~6時間ほどかかることも。
そんなニューヨークのカラー料金は2万円以上が相場。
中には10万円以上を取る美容師も存在するそうです。
こんなに客単価が違うなら、給料は日本とニューヨークでどれほど違うんだろうね?
日本ではおよそ売り上げの25%~30%が給料として入るシステムになっています。
ニューヨークでは売り上げの50%ほどが給料として入るシステムになっています。
100万円の売上があったとして、双方には以下くらいの差が生じます。
ニューヨーク → 月給50万円
ニューヨークではカット10万円の美容師もいるんでしょ?月間1000万の売り上げすら可能ね♪そうなれば月給500万円♪
しかも!!ニューヨークでは“チップ”という制度があります。
チップの意味は、以下の通り。
ほとんどのお客様が既定の料金とは別に心づけのお金を渡します。
金額はサービス料金の15%~20%です。
アシスタントでももらえるのかな?
もちろんアシスタントももらえます。
という事は、100万円の売上があるニューヨークの美容師の給料はこうなります。
50万 + チップ15万 = 65万
スゴイ!!高給ね♪
日本では、まずこういったことはあり得ません。
同じ職業でも国が違えばこんなにも労働条件が変わってきます。
だから、ニューヨークで美容師をすることを勧めているのです。
ニューヨークの美容師が稼げる理由3選
客単価が高い
ニューヨークの美容室の客単価が高いことは先ほど述べましたが、少し深掘りしていきます。
ニューヨークにある日系美容室のメニュー単価の相場は以下の通り(KEIの公式ブログより出典)。
カット | $80(8000円) |
シングルカラー | $95(9500円) |
トリートメント | $55〜70(5500〜7000円) |
ハイライト | $175(17500円) |
トナーカラー | $50〜90(5000〜9000円) |
ブロードライ | $20(2000円) |
縮毛矯正 | $300(30000円) |
haircutと別で何かをしようとしたら、簡単に20000円~30000円を超えてしまうのです。
たしかにニューヨークの物価は高いのですが、凄まじい客単価ですよね。
売上と給料は比例します。
この単価で仕事をすれば、売り上げ金額も大きくアップするのは想像できると思います。
割のいい歩合制
ニューヨークで働く美容師のうちアシスタントは固定給となっていますが、スタイリストのほとんどは歩合制になっています。
売上金から材料費や諸経費を引かれた後に、そのうちの30%~50%が自分の給料となるのです。
日本の歩合給のシステムはそうではありません。
となっていて、歩合率は10%~20%となっています。
仮に100万円を売り上げたとして、日本とニューヨークで計算比較してみましょう。
【日本の場合】
【ニューヨークの場合】
90万×歩合給(40%)=36万
36万+チップ(15%)15万=51万
とはいえ、文化の違う海外で、平均的に高い売上を上げていくのは簡単ではないかもですけどね。
ニューヨークでは稼げる人もいれば、全く収入がない人もいます。
実力主義社会のサガですね。
チップがおいしい
海外特有の文化、それが“チップ制度”。
サービス料金とは別途発生する心づけのことを言います。
日本で言うと、お客様から頂ける“手当”のようなものです。
チップの相場は支払う金額の15%~20%程度。
スタイリストに限らず、アシスタントの立場でももらえちゃいます。
仮にお客様からアシスタントにもらえなかったとしても、担当したスタイリストからもらえるようです。
ここでもスタッフ間の信頼関係が生まれていきそうですよね。
お客様に喜んで貰えるような仕事をすれば、チップとして返ってくるので仕事にやりがいを感じやすくなるかもですね。
とても素晴らしい文化だと思います。
稼ぎやすい美容師の特徴
僕、海外で美容師やるよ!金持ちになってやる♪
おっと、ちょっと待ってください。
言うまでも無く、“行けば誰でも成功できる”ワケではありません。
ニューヨークで成功している日本人美容師の特徴を掘り下げてみましょう。
コミュニケーション能力が高く誰とでも友達になれる
サービス業をするなら必須能力なので、言うまでも無いと思いましたが、大事なことなのであえてお伝えします。
人気を取るにはコミュニケーション能力が必要です。
コミュニケーション能力が高ければ、“現地の言葉が話せない”なんて事はあまり関係ないんですね。
まったく外国語がしゃべれないくせに外国人の友人が多い…なんて人がいますが、それは典型例です。
技術力はあるけどコミュニケーション力が低い人と、技術力はたいしたこと無いけどコミュニケーション能力が高い人。
ぶっちゃけ、どちらが外国で売上を高くすることができるかと言えば言うまでも無く後者です。
コレは美容師に限らず、あらゆるサービス業で言えるかもですが…。
個性が強烈
ニューヨークで活躍する美容師はもれなく強い個性を持っています。
個性?例えば芝生のような緑色の髪色をしているとか?
見た目の個性もそうですし、性格や生き方の個性もそうです。
私はこれまでにも『これから美容師として成功するには自己ブランディングが必要不可欠。』ということをお伝えしてきました。
これは海外で働く際にも大切なことです。
美容室がお客様に売る商品は“美容師”です。
お客様の記憶にあなたを記憶させるには、少しでも大きなインパクトを与えなければなりません。
想像してみて下さい。
✔ デザインや香りが少し変わったシャンプー
あなたの記憶に残るのは、どちらのシャンプーですか?
言うまでもなく後者です。
仕事を取っていくには、キャラクター作りなどの努力が必要なんです。
働くうえでのニューヨークと日本のやり方の大きな違い
【ニューヨーク】
✔ “時間にルーズ”の文化に慣れるべし
✔ 上下関係問わず“自己中心”の国民性に慣れるべし
【日本】
✔ “時間厳守”文化
✔ 縦社会(でっち文化)
日本のサロンでは…
『(お客様の要望を聞いて)かしこまりました。』とか、『切る長さはいつもぐらいでいいですか?』となるパターンが多いです。
でもニューヨークでこれをやっていたらいつまでも指名客が増えることはありません。
自分が考えるスタイルを相手に主張することが大事です。
時には相手を怒らせることもあるかもしれませんが、徹底的に意見を交わし合うことによって信頼を得ることが出来ます。
日本だと何かと問題になりそうな仕事のやり方ね(笑)
これは、スタッフとお客様間だけの話ではなく、スタッフ間でもあります。
アシスタントの立場でスタイリストに意見をぶつける事もしてきます。
ニューヨークには、日本ほど上下関係に縛られた関係性はないのです。
あとニューヨーカーには“時間にルーズ”なことが多々あるという事も日本人との違いかもしれません。
予約時間に20~30分遅れる事は日常茶飯事。
3時間も遅れて『いや~、寝過ごしちゃったよ。』と来店することもあります。
日本でのサロンワークに慣れている人はそういったことにイラつくこともあるでしょうが、長く向こうの環境下で生活していると慣れてくるでしょう。
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今回の記事では、アメリカニューヨーク(newyork)エリアでの就職についてお伝えしてきました。
日本の美容院と勝手が違うところも多々ありました。
給与やボーナス制度も違うし、勤務体系も大きく違うね。ある意味日本での経験が通用しないこともあるね。
そうですね。
世界各国に移住して、美容業界で仕事をするには再度専門学校を出て資格も取りなおす必要があります。
いつかニューヨークの企業に転職したいと考えているんだけど、まずは現地の情報を集めないといけないね。大変だな…。
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もちろん利用したからと言って“必ず転職しないといけない”とか、“後から利用料を請求される”といったことは一切ないので、興味があればサクっと情報集めをしてみましょう。
良ければ以下よりご活用ください。