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美容師の給料は安い【アシスタントの手取り額は15万以下!?】
美容師の給料の安いことと言ったら、それはもう地獄級です。
例えばアシスタント時代…。
当時の給料は15万円ほどでした。
そこから税金や、仕事で使用する道具、講習費などを引かれると、手元に残るのは10万ほど。
(→ 美容師の練習時間は給料に加算されない!?【損してる人多数出現】)
これで1か月生活するって、どれだけ人生ハードモード!?
1か月の稼働日数が25日だったと考えたら、一日のお給料が6000円ほどになるわけです。
僕たちの仕事って拘束時間長いから時給換算するとえげつないことになるね。
専門学校に行っていたころロッテリアでバイトしていましたが、当時の時給は800円ほどでした。
ロッテリアのバイトよりも、資格職である美容師の方が圧倒的に時給が少なく、給料を稼げないのです。
休日には講習会に参加したりなどで、自由な時間すらなかった私はこう思いました。
『あぁ、詰んだな…。こんなバタバタもがく感じで一生が終わるんだ。』
給料は歩合制になれば上がるのか?【手取り12万の美容師絶望…】
アシスタントの時は自分で売り上げを作ることができないので固定給です。
そしてボーナスなんて概念がない…。
アシスタントが収入を上げるというのは物理的に不可能なんです。
経済的に厳しかった私も、親の力なども借りながらなんとかギリギリの所で踏ん張り、アシスタント時代を乗り越えることができました。
なぜ乗り越えることが出来たのか?
それは、『スタイリストになって歩合給になれば、月収が増えるはずだ。給料が少ない苦しみとお別れすることができる。がんばれ俺!!』
と何の根拠もない夢を見ていたから。
現実逃避という名の妄想をアシスタント時代にやっていたから、退職せずにやっていけたのです。
そして時間は流れ、念願のスタイリストになります。
『ようやく月収が少ないという悩みから解放される…。』
はずでした…。
当然のごとくそんなことはありえませんでした。
なぜなら、自分のお客様を持たないスタイリストに高い給料を払う価値がないから。
カットがうまいところで支持して下さるお客様がいなければ、スタイリストとして価値がないわけです。
技術力はないけど、支持して下さるお客様がいるスタイリストの方が評価されるという結果主義の世界なのです。
(→ 美容師の給料はいくら?手取り30万円は稼げ【貧乏スタイリスト必読】)
そこからは、新たな悩みが生まれました。
『どうすれば指名客が増えるんだ??というかこんな安い月収でこれから生きていけるのか?結婚もできんだろ…。』
アシスタントからスタイリストになれば今の状況が変わると思って、がむしゃらに頑張ってきた私は打ちひしがれました。
技術的な問題はレッスンしたら一日で解決するけど、指名客を増やすって一日で解決するような話ではないものね。
(→ 美容師のアシスタントの給料の手取り額を見て3秒であごが落ちた件)
美容師給料明細を見たら心折れた【年収ランキングの結果も納得】
スタイリストになって5か月…。
一向に月収は上がらないまま。
毎月25日に美容師給料明細を見ます。
だから25日が嫌いだった。
これ以上ないほどに心が折れまくるから。
月収を増やすためには指名客が必要だ…。
そこから指名客を取れるような美容師になるためにセミナーに通ったり、心理学の本を読んだり…。
なけなしのお金と時間を自分に投資していくと、10か月ほどたったころにはようやく少しづつ給料が上がり始めます。
おぉ、良かったね!!
あなたは美容師の給料ランキングが何位か知っていますか?
賃金構造基本統計調査という公式データから調べた結果、200ある職業の中で167位という事でした。
(→ 美容師の年収ランキング衝撃の結果がコレ【美容業界の悲惨さにむせび泣き…】)
これはサロン経営者の給料も入っているのよね。キャリア10年未満の美容師だけを集めてランキングにしたら全職業中最下位になっちゃうかもね。
そうですね。
しかし、業界に飛び込んで月収の少なさに悩み続けてきた私からすると、このランキング結果も納得できます。
美容業界の離職率って無茶苦茶高くて、1年目で50%、3年目で80%と言われています。
退社したスタッフのことを『あいつは根性がない。仕事をなめてる。』と言う人がいます。
でも私からしたら、20年も30年も美容業界で頑張っている人たちの方がよっぽど変態なんですよね。
(→ 美容師が年収上げたいなら開業しろ【まだ雇われで消耗してるの?】)
店長美容師やオーナーなら年収600万は確実!?
20年も30年も美容業界で頑張っている人たちは、給料の悩みから解放されているのだろうか?
店長美容師の給料の全国平均は、年収で言うと600万と言われています。
そしてサロン経営者も年収600万以上は確実となるでしょう。
ただ、あなたが店長になった時や経営者になった時に、年収600万で満足しているかどうかはまた別の話です。
何故なら、言うまでもなくそのころには仕事量が激増しているはずだからです。
美容師としての従来の働き方とは別に…、
従業員の教育もしないといけない。
etc…
『もっと給料をくれ!!』となっているかもしれません。
忙しいのは全然大丈夫だから、店長になることを目指したい♪
そもそも店長というポジションは基本的に、1つの店舗に1人だけです。
熾烈な椅子取り合戦を勝ち抜くことは大変かもですが、美容業界で年収600万を狙えるなら頑張る価値はありそうですね。
年収700万の美容師も存在する【高い給料は可能】
雇われ美容師の給料なんて頑張ってもせいぜい年収300万程度。
僕の年収なんか250万もないよ。年収300万あったらいいんじゃないの?
給料が少ないことに慣れてしまっている方はそう思うかもしれません。
例えば、あなたが2人の子供がいる4人家族(両親は40代)だと想定しましょう。
毎月どれくらいの生活費が必要だと思いますか?
結論から言うと、
毎月51万円ほど(年間620万円)が必要であると言われています。
詳細が知りたい方は以下の記事よりどうぞ。
(→ 40代美容師の年収は372万円。結婚、老後について考察する)
年収300万の状態で、家族を持ったら間違いなく経済的に困窮してしまう事でしょう。
共働きは不可避です。
『美容師だから年収が少ないことは仕方ない…。』とあきらめてしまうのではなく。
美容師だけどもどうにかして給料を増やしていく努力と工夫をしないといけないのです。
朝から晩まで働きっぱなしだから、給料にも伸びしろがないと思うんだけど…。それって可能なんですか?
事実、年収700万以上を稼ぐ雇われ美容師も存在します。
そういった美容師は、サロンワークだけでなく様々な仕事をダブルワークとして持っているのです。
もちろんサロンワークと全く別の事をしていると、労働力が余計にかかるので、美容師の知識やスキルを横展開させて効率よく稼いでいるようです。
詳細が知りたい方は以下よりどうぞ。
(→ 副業のない美容師人生はきっとつまらない【推奨ダブルワーク11選:2022年版】)
年収を増やすためには、労働力を増やすのではなく、“効率よく働くこと”が大切なんだね。
年収1000万を稼ぐ美容師を目指せ【1人美容室ならリスクも少ない】
年収1000万を稼ぐ美容師も存在します。
え?そんなことが可能なの?
はい。
例えばやり方としては以下のようなものがあります。
✔ 美容室の経営者になる
✔ ダブルワーク(副業)を行う
自慢じゃないですが、私も月収100万弱ほどを稼いでいます。
サロンワークからの月収が50万ほど。
そして、副業からの月収が50万ほど。
そんな私がどういった副業をしているのかというと…。
✔ ブログサイトからの広告収益
✔ 美容室のホームページ作成 etc…
です。
美容師向けの教材とか楽しそう♪自分でも作ってみたいな♪
そうですね。
自分の経験やノウハウが他の美容師に役立つって最高に素敵ですよね。
あ、そうそう。
最近作った教材で、【7日後に店販商品売上をサクッと2倍にする方法】というのがあるんですが、これをメルマガ登録者に無料でプレゼントする企画をやっています。
自分で言うのもなんですが、10万円以上で販売してもいいような、超有料級の内容が書いている36ページからなる良書です。
読んで実践すれば、必ずセールストーク力が向上し、どんな商品でもお客様に購入していただけるようになります。
期間限定なので、欲しい方は急いで以下より登録し手に入れて下さい。
話が脱線しましたが、これまでのセオリー通りに働いていても、給料が増えないどころか、永遠に貧困に苦しめられることになります。
働き方をもっと模索してベストなカタチを考えるべきです。
独立して経営者になるのも年収を上げるには効果的なんだろうけど…。従業員を揃えられるかも心配だし、人を雇うリスクも怖いのよね…。
ひとまず、小さいお店を準備して1人美容室でもいいと思います。
私も1人美容室を経営していますが、自分のペースで気楽に仕事できるという利点もあります。
(→ 1人美容室の経営で年収600万円以上は確実【今後独立開業する美容師必見】)
狭い美容業界にいると思考がこり固まってきちゃうけど、色々な働き方があるのね♪
そうです。
仕事は楽しくなければ仕事ではありません。
毎日憂鬱な気分で出勤している時点で、働き方をよく考え直さないといけません。
そんな毎日の積み重ねの先に幸せな将来なんてありえませんから。
最高に楽しい美容師という仕事に辿り着いたのですから、悩みもなくのびのびと楽しく働きましょう。
つたない文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。