
美容室経営を1人でする人が増えてるんですよね?これって何か理由があるんですか?将来的に美容室経営をしたいと考えているので興味があります。
こういった疑問にお答えします。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
私は1人で美容室経営をしており、サロンワークの収入とブログ収入で月給100万円をコンスタントに稼いでいます。
しかし、常に順風満帆だったのかと言えばそうではなく、
美容師になってからの20年間、何度も挫折し、経営難を繰り返し、たくさんの失敗と遠回りをしてきました。
1人で美容室経営をする事のメリット、デメリットも激しく理解しているつもりです。
美容室経営して、これまでに経験した失敗や、遠回りした実体験を生かした対策と、ポイントごとのノウハウをアドバイスします。
✔あなたへ前置きメッセージ
本記事は、『美容室経営を1人でする人が増えた背景について知りたい』という方に向けて書いています。
1人で美容室経営するには、多くのことを勉強しなければなりません。
例えば…。
✔ 新規予約を取っていくためにどんな作戦ができるだろうか?
✔ お客さんが求めているサービスは何だろう?
✔ ガスや電力会社はどこを利用しよう?エネチェンジで比較してみるべきか?
✔ どういった部分で節約できるのだろうか?
✔ 税金についてはどう勉強したらいいのだろうか?
全て一人でしないといけないからとにかく大変です。
でもそれに余りある楽しさとメリットが、『1人でする美容室経営』にはあるのです。
一人美容室を失敗を恐れずにやる人が急増している理由はコレ
美容室経営を1人でしている人が増え続けています。
理美容業界の規模は1989年のピーク時を境に減少し続けているんですが、美容室の数は増加し続けています。
コレはどういったことを示していると思いますか??

10人以上で構成されている大型美容室が少なくなり、1人で美容室経営する人が増えているということ??
その通り。
では、なぜ1人で美容室経営する人が増えているのでしょうか??
それは、オーナー兼スタイリスト1人で経営するほうが、色々な恩恵を受けることができるからなんです。
他の記事でも美容室経営について書いているので興味があれば以下よりどうぞ。
(→ 1人美容室で年収600万円以上は確実。今後独立開業する人必見)
現在私は1人で美容室経営していますが、その恩恵を捨てることが出来ないからです。
『1人で美容室経営するのをやめて、過去に戻り中型サロン、大型サロンを作ってみたいですか?』と聞かれたら即答で『NO!!』と言います。

1人で美容室経営して得られる恩恵って何??
具体的にどういった恩恵を受けることができるのか、私の経験から1人で美容室経営することのメリット5選をお伝えしていきましょう。
美容室経営を1人でやるメリット5選
開業資金を抑えることができる
例えば5人で働けるような美容室を作ろうと考えたときに、シャンプー台3台、セット面4台、それに伴った土地面積を準備する必要があります。
美容室経営を1人でやるとしたらどうでしょう。
シャンプー台もセット面も1台で事足ります。
小さい部屋を借りて始めることもできるのです。
人を雇用しないので人件費もかかることはありません。

美容室経営が軌道に乗るまでは、リスクをできるだけ排除する方が安全ね。
人間関係でのストレス0
美容室経営を1人でやるなら、同僚に気を使って精神的に疲れることもありません。
自分らしいスタイルで無理せず、のびのびと働くことができるので、仕事に集中できること間違いなしです。
あなたやサロンを気に入ってくれた人や、相性がいいお客様がお店に集まってくるので、仕事も楽しくなるに違いありません。
『求人かけてやっと雇い入れたスタッフだけど…。サボりがちで、人柄などにも難があるんだよな…。』
こういった経営者の言葉を耳にしますが、このようなストレスも皆無です。

仕事する上での一番のストレスは対人ストレスですもんね。
利益率を上げていきやすい(一人美容院なら暇を愛せる)
例えば1000万円の売上げがあるサロンAがあるとします。
そして100万円の売上げがあるサロンBがあります。
サロンBは利益率50%で、利益50万円。
コレを見ていただいたら分かる通り、売り上げが高けりゃいいってものでもなくて、利益率が重要なわけです。
巨額な年商をたたき出しても利益率が低いと、効率よく収入を増やすことはできないわけです。
年商1億のサロンでも赤字経営の所は結構あると思いますよ。
その利益率はどこに影響されるのかって言うと、人件費が大きく占めています。
美容室経営を1人でやるなら人件費はかからないし、サロンの面積も少なくてすむ分家賃を抑えることもでき、様々な諸経費も抑えることが出来るので、利益率を上げていきやすいです。
暇な日なんかは、無駄に焦っちゃうんですよね…。

売上少ないけど、家賃の支払できるかな?先月から従業員増やしたから人件費もキツイ…。どうしよ。
こういったことがなくなります。
(→ 自営業の美容師は年収600万円オーバー【一歩ふみだせば天国】)
1人で美容室経営することでお客様にプライベートな空間を提供することができる
実際に私が1人で美容室経営をしていて一番のメリットであると感じているところがココ。
貸しきりサロンのような感じになるので、会話を誰かに聞かれるようなこともありません。
誰にも相談できない悩みをリラックスして話しやすいという特徴があります。
そして信頼関係をより強固にしていくことができるのです。

確かに女性はパートナーや、舅姑のグチを話すことで発散できることもあるわね。
『またストレス溜まったら発散に来ます♪』と笑顔で帰られる姿を見ると嬉しくなるものです。
マンツーマンでお客様の話に真摯に向き合うことで、カウンセラーにカウンセリングをして貰っているような感覚があるのかもしれません。
一人サロンは客数こそ多くこなすことはできませんが、客単価を上げやすいという傾向もあります。
2020年のコロナ禍で世界中が大変な思いをしていますが、プライベートサロンであれば、感染リスクも最小限に抑えることができます。
人材難に頭を悩ませる必要が無い
美容業界全体の悩みである“人材不足”。
せっかく広い面積のサロンを準備できたのに、スタッフが集まらずに1人でサロンワークしてたら目も当てられません。
だってお金を生み出さないセット面やシャンプー台、スペースは全くの無価値ですから。
人材が集まらなくても、家賃、リース代は決まった金額が毎月請求されます。
(→ 美容師夫婦での独立開業が最強な理由【迷えるカップルも必見】)

私の職場では、かれこれ2年ほど新入社員が入ってきてないな。社長も結構カリカリしてるっぽいです。
1人美容室経営で年収を上げる方法と集客の仕方
まずは集客に力を入れる事が大切です。
そして集客のやり方はいくつかあります。
しかし、まずは無料で使えるSNSはやっておきましょう。
かわいいモデルを使ってスタイル写真を投稿するのもいいですが、普段来て下さるお客様にヘアモデルになって頂いたものを投稿したほうが、フォロワーも自分と重なって『私もそろそろ髪を切りに行きたい気分。』となるものです。
継続的に投稿し続けることによって、あなたやあなたのサロンのファンが増えていく可能性もあります。
一人で美容室経営をするうえで、大切なことをもう一つお伝えします。
それはあなた自身の人間性を商品にするという事。
技術力が標準よりも高いことはもちろん前提ではありますが、“カットが上手い美容師”なんかはその辺を探せばいくらでも存在するんですよね。
その技術力に付加価値をつけてあげなければ、あなたよりも技術が上手い美容師に大切なお客様を奪われることがあるかもしれません。
『あなたのサロンでないとダメなのよ。』と言ってもらえるような工夫は常に意識しておきましょう。
具体的な施策などは以下の記事にまとめています。
一人美容室経営で成功させる覚悟なら自分磨きに力を入れる
売れる美容師というのは、技術力の他にもいろいろな知識や能力が必要です。
流行についてや、お客様のライフスタイルに合わせて提案できる提案力。
そして接客作法やマナー。
なので休日などは、色々な知識をインプットする時間というものを持ちましょう。
お客様のためにも、“自分磨き”が必要になってきます。
1人でやってる美容室の存在意義は仕事を楽しむこと
長くなりましたがまとめます。
美容室経営を1人でやるうえで大切なこと。
それは“仕事を楽しむ”という事に集中しやすい環境にいることに気づくことだと思います。
『さんざん長く話しておいて結局それか~い!!』
と言われそうですが、私自身はとにかく一番大切な事だと思います。
仕事を楽しむ延長に、売り上げが上がったり、店舗が増えたり、スタッフを雇用したりというものがついてきます。
仕事を楽しむという事は“お客様を大切にする”という事につながり、その結果あなたの大切な人がドンドン集まり、サロンが活気づいていくのです。
年収などのお金は後からついてきます。
(→ 人気美容師の年収額と支持される方法を元普通のスタイリストが解説)
私の座右の銘は、『楽しくなけりゃ仕事じゃない。』です。
せっかく縁あって美容師になったのですから楽しまないと損ですよ♪
今回の記事を見て、『1人で美容室経営しようと考えている。』といった人に勇気をあげれるとうれしいです。
今回の記事は以上で終わります。
つたない文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。