
美容師の給料日はサロンによってまちまちですね。どういった理由で給料日って決められてるの?これから就活を考えているんだけど把握しておいたほうがいいことがあれば聞かせて下さい。
こういった疑問にお答えします。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
私は1人美容室を経営しており、現在月給100万円をコンスタントに稼ぎます。
しかし、美容師になってからの20年間、何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
経験した失敗や遠回りの経験を生かしたアドバイスをします。
✔あなたへ前置きメッセージ
本記事は、『これから就職活動するんだけど、サロンによって違う給料日について色々と教えてほしい。』という方に向けて書いています。
この記事を読むことで、美容師の給料日のシステムについて学ぶことができます。しいてはあなたがお金が必要な時に金欠に陥ることがなくなり、計画的に日常を送ることができるようになるでしょう。
私も様々な支払いが月末だったのに対し、給料日が翌月の5日払いだったので入社当時はヒイヒイと泣いて過ごしていました。あなたはそういったことが無いように準備をしておきましょう。
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美容師の給料日って、実はサロンごとに違うって知っていましたか?
法律では、締め日から支払日までに10日以上を空けることを決まられているのですが、これについては無視して給料日を設定しているサロンが多いようです。
要は“個々の美容院が自由に給料日を決めている”ってことなんです。
じゃあどうやってあなたの給料日を雇用主が決めているのか…経営者目線からお話していきます。
今後独立開業する予定がある方も必見です。
経営者の経験がない人はしっくりこない話かもしれません。
しかし美容師理容師の資格を持っている人は、きっと後々に役立つ知識になっていますので頭の片隅に置いておきましょう♪
美容師の給料日はいつが一般的?8割以上が月末です
美容師の給料は8割以上が月末に設定されているようです。
色々な事情があるとは思いますが、おそらく月給制を取り入れている美容室がほとんど(最近では年俸制の給与体系のサロンも増えてきているようです)だからでしょう。
最近の美容室は、クレジットカードに対応しているお店がほとんどでありますが、クレジット会社からの入金日も給料日の制定に深く関係しているようです。
美容師の給料日はこう決定される
② 手元に一番お金があるタイミングはいつか??
経営者は上記の2つのことを考えて、あなたの給料日を決めています。
では、分かりやすく順番に少しづつ深掘りしていきます。
①については、“給料の締め日から給料日までどれくらいの時間を置くか”という事なんですが、要は給料を計算するのにどれくらい時間がかかるのかという事です。
これは経営者自身が従業員の計算をするという事であれば、なおさら大事なことです。
なぜなら言うまでもなく経営者は、仕事が多くて忙しいですからね。
余裕をもって給料計算できる時間が必要なのです。
美容師は給料日を過ぎても“ごめん、まだ給料計算できてないんだ…。”としょっちゅう給料の支払いが遅れるような経営者の元では働きたくないですもんね…。
給料が入るタイミングが不安定だと、生活が安定しません。
『いやいや、月給計算なんてすぐにできるでしょ。』と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが…。
確かに勤務している従業員全員の賃金が固定給であれば簡単な話なんです。
だけどスタイリストは歩合給で支払いしているサロンが多いので、そういったサロンは従業員一人一人の稼働時間や売上金額などを算出する必要があります。
言うまでもなく大勢のスタッフの分の給料を計算しようとなると、とても大変な労力なんですよね。
そして給料計算が終わったら銀行に振り込みに行かなくてはなりません。
給料の締め日から給料日までの間に、“給料計算と振り込み”をしなければならないわけです。
経営者自身もサロンワークの業務をしていたりすると、とても大変そうですね。
だから締め日から支払日までの時間猶予は長く設定しているんですね。
美容師の給料日は、その辺をふまえて決められています。
②については、読んで字のごとくですが…給料計算が終わったなら、今度は従業員に給料を支払う必要があります。
その際には手元にお金がないといけません
経営者心理では、“できるだけ手元にお金を置いておきたい”という事がありますから、
“この給料日のタイミングだと、通帳にお金もしっかり入っているから支払いしても安心だな”
となるんですよね。
あと美容室の客単価は高額であることから、クレジットカードを使用されるお客様が他業種よりも多いのが特徴です。
だからクレジット会社からの売上入金日の直後はお金が手元にある状態であると思います。
その辺の理由をふまえて、給料日を決められているサロンも多いです。
美容師の給料日で知らないと損をすることはコレ
① 従業員の給料計算をするのにどれくらいの時間が必要であるか??
平均1~2週間ほど余裕を設けている経営者が多いです。
② 手元に一番お金があるタイミングはいつか??
色々な支払い(地代家賃、水道光熱費)などとできるだけ重ならないように、そしてクレジットカードを利用されているサロンは売上入金日の後に手元に現金が残りやすいので、そのあたりを考慮することでキャッシュフローにゆとりが生まれる事と思います。
参考までに、私のまわりのサロン経営者たちは
【あるいは10日で締めて当月の5日払い】
のどちらかのパターンで美容師の給料日を決めていることが多いようです。
言うまでもなく毎月決まった日にちにお給料をもらえないと支払いが安定しません。
職場を探すときに“年収”に関しては計算されている美容師、理容師が多いんですけど、意外と見落としてしまいがちなのが美容師の給料日です。
求人誌には必要最低限なことばかり書かれていて、そういった情報はほとんど掲載されていませんからね。
口コミや表面上の情報ばかりに気を取られがちです。
特に若い年齢の美容師さんにこういった傾向が見受けられます。
転職する際に電話で面接をお願いできたら、締め日や支払日というところまで細かくチェックしておきましょう。
給料日前は常に金欠で苦しいかった日々
私が雇われ美容師だったときには、『末締めの翌月5日払い』でした。
カード利用料金などの引き落としやシザーなどの引き落としは27日にまとめてきていたので、月末は常に金欠で苦しかったです。
周りの友達は、25日が給料日だったりするので、月末に遊びに誘われたりしていたのですが金銭的に余裕がなく断ることもしばしば…。
(→ 美容師が給料を査定をしたら驚きの結果が【衝撃の結末】)
お金の管理もしっかりやっていきつつ美容師ライフを楽しんでいきましょう♪
そしてお金の管理も大事ですが、同時に“効率よくお金を稼いでいく働き方”も考えなければなりません。
詳細を以下の記事に書いていますので、興味がある方はどうぞ。
(→ )
今回は以上で終わります。
つたない文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。