
店長美容師が給料を一体どれくらいもらっているのか気にならない??“美容師としてゆくゆくは店長を目指していきたい!!”と考えている人も是非参考にしてください。
美容師が店長になれば給料は爆上がり!?
美容師店長は給料ってどれくらいもらっているか興味ありますか??
私自身、よく同業者に聞かれるんです、『給料がどれくらいあるのか?』って。
誰もが“安い給料なんだろうな。”と思っているなら、おそらくそんなことを質問されないだろうに、気軽に“いくらくらい給料あるんですか?”って聞いてくるところを考えると相当稼いでいるように見えるんでしょうか…。
結論から話します。
ぶっちゃけ専門学校を卒業して資格を取り、ヘアサロンの店長になっても、驚くような大金は稼げません。
稼げないと言うと語弊になってしまいますが、厳密に言うと“仕事量の割にお給料が少ない”ということです。
私のオンラインサロンでは店長クラスの方も多く参加されていて、彼らにアンケートをご協力いただき統計した結果、年収の平均中央値は427万円でした。
月収で言うと、およそ36万円です。
この数字は、雇用しているスタッフの数や、セット面数、立地などの色々な条件に大きく左右されますし、店長という役職になると給与体系が“完全固定給”や、“歩合給+役職手当”など色々なパターンが存在するのであくまで参考までに。
(→ 店長美容師の年収は全国平均600万円【高給を狙う方法も解説】)
東京の店長美容師の給料はどうなの??
東京のサロンで美容師店長になった場合の給料はどれくらいかという事ですが…。
色々な資料を検証した結果、年収500万円~600万円ほどのようです。
この数字には少し驚いていまして、私自身ももう少し東京の美容師店長は給料を多く貰っているものだと思っていました。
(“美容室経営がおもんない”より抜粋)
20年ほど前に“カリスマ美容師ブーム”というものがありました。
男性、女性関係なく美容師が輝いていましたね♪
そこから受けたカリスマ美容師の華やかな生活イメージが残っているのでしょうか??
あるいはあまりに悲惨な現状から現実逃避をするために、未来に幻想を求めているのかもしれません。
(→ 表参道美容師の年収は360万!数字だけ見たら思わぬ落とし穴…)
美容師が店長になったらこんな仕事が増える
店長の仕事についてお話します。
あえて一言で店長の仕事を説明するとしたら、スタイリストとしての仕事+“店舗の経営”を円滑にし、売り上げを上げる事です。
言葉にするととてもシンプルなのですが、内容は非常に多岐にわたります。
まずはお客様に提供するメニューについてです。
使用する様々な薬品を決めて、メニューの内容や料金を設定したりしないといけませんし、それを提供するスタッフも人によって技術力にムラができるとだめなので、技術指導も行わなくてはいけません。
技術指導だけではなく、サロンの経営理念に基づいて心の教育などもしていく必要があるでしょう。
従業員の体調管理やスケジュール管理も大切な仕事です。
顔色が優れないスタッフがいないか??
予約の段取りをアシスタントを含めた全員で共有できているか、細かくチェックしていきましょう。
ネットやサイト運用、ホットペッパーを利用しお客様を集客していく事、求人広告を打って従業員を補充する事も必要な業務です。
日々新しい手法が出来ているので、トレンドをしっかり追い続けることをしなければなりません。
全体の指名客数などの数字を把握しておくことも大切な仕事です。
他にもまだまだ他にも多くの仕事があります。
とてもじゃないですが店長一人でできる仕事量ではないので、スタッフに手伝ってもらえることは手伝ってもらえるようにするといいと思います。
しかし、手伝ってもらえるまで従業員教育をする必要があるので、結局店長の大きな仕事の一つはスタッフの教育なのかもしれません。
やりがいはありますが、美容師、そして店長という役職を楽しめる人ではないとやっていけないかと思います。
(→ 店長美容師が恋愛事情について真実を語る【美容師の複雑な事情】)
改めて言います
改めて言います。
あなたが働いているサロンでどんな役職を貰ったとしても、稼げる給料に限界というものが存在します。
都会の有名サロンで店長をしたとしても年収500万円の壁というものが存在するのです。
なので、“美容師の仕事は嫌い。でもお金は稼ぎたい。”という方は、今すぐに他の職業へ転職することをおすすめします。
日本に存在する“専門知識が必要な業種”の中でも、美容師というジャンルは下位に属するほど他の仕事と比べて労働条件は悪いと思います。
お金を稼ぐことだけにフォーカスするならいくらでも、美容師よりも稼げる職業や企業はあります。
そもそも美容師の仕事が楽しいと感じない人は、たとえ独立して経営者になっても給料がアップすることは無いでしょうし…。
“美容師という仕事は大好きだから諦めたくはない。”と考えられているのであれば、やることは決まっています。
② サロンワークとは別の収入源も作る。
私は、20代後半からこれらの事に注力していきました。
詳細は以下よりどうぞ。
(→ 美容師が年収1000万に到達する方法5選【ここだけの話】)
注力し始めるスタートが遅かったですが、今では経済的な不安を抱えることなくサロンワークを楽しむことに集中できています。
美容師や理容師の業界はこういった生き方を選択することもできるのです。
今回は以上で終わります。
つたない文章に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。