
人気美容師の年収ってどれくらいなのか気になります。年収の低さが今の一番の悩みなんだけど、将来に希望を持ちたくて質問します。
こういった疑問にお答えします。
✔本記事のテーマ
✔記事の信頼性
私は29歳から1人美容室を経営している男性オーナーです。
現在サロンワークと情報発信の2軸でまとまった月給をコンスタントに稼いでいます。
しかし、独立してからの2年間、顧客集客はうまくいかず、単価も低く、予約表は真っ白…。
独立資金は底をつき、給与0の月が続く…。
何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
これまでに経験した失敗や、成功の実体験を生かしアドバイスをします。
34歳から始めた業界への情報発信やセミナー活動、ブログ(weblog)活動も、みなさまのご声援のおかげで継続できています。
2020年で39歳になりますが、走り続けていきますので応援よろしくお願いいたします。
✔あなたへ前置きメッセージ
本記事は、『人気が出れば年収がどれくらいになるのかを知りたい。』という方に向けて書いています。
人気スタイリストと、一般的なスタイリスト…。職業的には同じ内容ですが、中身は“王様と平民”ほどランクの違いがあります。
それほどの違いがあるわけですから、言うまでもなく年収額や給料システムが違うわけです。
一般的な者が2時間で稼ぐ売上すら、人気美容師なら1時間未満でサクッと稼いでしまいます。
人気のあるスタッフの秘密知りたくないですか?こっそりお伝えします。
ヘアを扱う職人の頂点である人気美容師(理容師)の生態を暴露します。
今から20年前、ちょうど私の年代がこの業界に入るころ、カリスマブームというものがありました。
最近はあまり耳にする事がなくなりましたが、現代にも多くの人気スタイリストが存在します。
給料の月額もそれは派手なものになるみたいですよ♪
『5年修行すればみんなが人気スタイリストになる。』というようなものではなく、才能や性格、運的な要素が必要でもありますが、どうせこの業界にいるなら人気スタイリストを目指したいですよね。
あなたの将来のビジョンを明確にするために、人気スタイリストがどう仕事に取り組んでいるのかを紐解いていきましょう。
人気美容師は月収80万円~100万円【年収1000万プレイヤー】
人気な美容師の年収はどれくらいなのでしょうか??
あこがれの存在“人気スタイリスト”の月収は100万円ほどと言われています。
年収にすると1000万円以上です。
経営者を兼ねた人気スタイリストであれば、年収3000万円の方も存在します。
普通のスタイリストが平均月収23万円という事を考えると、人気スタイリストの月収100万円の凄さがとても伝わりますね。
しかしなんとも景気のいい話です。
若い年齢でここまで稼ぐことができる職業もなかなかないのではないでしょうか??
(→ shimaのトップスタイリストの年収知っておったまげ【驚愕】)
(→ アースの美容師の年収や労働条件を見たらやはり厳しい【納得】)
一般的な美容師の年収は300万でランキングは126位【店長は年間600万】
では一般的な美容師の年収はどれくらいになっているのでしょうか??。
一般的な美容師の平均年収の中央値は302万円です(2018年現在)。
※経験年数問わずの数字です。
全職業を含めた日本人の平均年収が410万円であることを考えると、相当少なく感じますね。
美容師という職業は、気が向けば明日からでも始めれるような職業ではなく、専門学校を出て資格を取り、腕をドンドン磨き続けた職人のみができる仕事です。
“実力主義の業界”であるとはいえ、売り上げが少なければ、100円たりとも年収は増えることはありません。
歩合給であれば、どれだけ勤続年数が長くても残業の時間が増えても、それが給料に反映されることは無いのです。
おまけに大して手当もつかないのであれば、“一生の仕事”とするのは相当な覚悟が必要といえます。
美容師を辞めて他の職業に転職する方が大勢いますが、このデータが悲しい現実を裏付けています。
ただ、実は美容師の年収は毎年微増しているんです。
(→ 美容師の年収は2019年もまさかの増加中!!【理由が衝撃】)
その背景には、国民がサロンで一回に支払う金額が増えているという事があるのですが、美容外科手術や脱毛施術を受ける人が、どんどん増えている現状を見てもわかる通り、“国民の美に対する意識”が高まってきているという事なんでしょうね。
このまま、微増し続けてくれれば美容師という仕事が日の目を見る時が来るかもしれません♪
スタイリストの平均年収 → 283万円
以上が、賞与やボーナスを含めた平均年収の数字になるのですが、ここで面白い傾向をお伝えしておきます。
それは“務めている企業の規模が大きくなればなるほど平均年収が大きくなる”傾向があるという事実です。
これはどういうことか??
簡単に言うと、3人の小規模サロンで働くよりも、100人規模で30店舗経営をしている大規模サロンで働くほうがお給料をたくさんいただける傾向があるという事です。

少しでも多く収入が欲しいのであれば、有名大手チェーンの求人を探して就職したほうがいいという事ですね。そこでキャリアアップをすれば給料も上がるし、経験も積める♪
(→ 美容師の給料は高いか地域、会社、企業の観点から検証した【超有益】)
収入を増やしたいのであれば独立開業して個人事業主となったり、フリーランスとして働くのも手段の一つですね。
副業を始める美容師も急激に増えています。
(→ 美容師が副業で給料を上げるならコレ【推奨11選】)

店長になったら年収どれくらいかな?
店長クラスになれば、年収600万ほどになるようです。
仕事量が増えるので大変だとは思いますが夢がありますよね。
(→ 店長美容師の年収は全国平均600万円【高給を狙う方法も解説】)
地域別の美容師の給料【関西の手取り額がヤバイ…】
地方別に美容師の年収を高い順に分けていくとこういった感じになります。
関東地方 | 340万円 |
東海地方 | 322万円 |
甲信越・北陸地方 | 314万円 |
四国地方 | 311万円 |
九州・沖縄地方 | 307万円 |
北海道・東北地方 | 305万円 |
関西地方 | 294万円 |
(→ 美容師の平均年収は302万円!高年収の美容師を目指す方法も解説)
関東の美容師の年収が一番高いのは納得の結果ですが、関西の美容師が一番年収が低いんですね。
ここは意外でした。
関西のおばさま方は、『良いサービスを安い値段で受ける』ことに価値観を持つ傾向があるようですから、地域制の風土が影響しているのかもしれません。
地方の方では年収が高めでしたが、求人をかけやすくするために条件を良くしているのかもしれません。
年収700万の人気美容師になる方法を現役オーナーが語る
高給を手にすることができるほどの人気スタイリストにはどうすればなれるのでしょうか??
ここを少し深掘りしていきましょう。
以下がカリスマ美容師に不可欠なスキル例です。
・ 高い技術力
・ 高い感性、センス
・ カリスマ性
・ 細かい気遣い
・ 希少性のある自分の強み、武器…etc
挙げていけばキリがないですが…。
これらの要素を持っている数が一つでも多ければ多いほど、人気スタイリストになれる可能性は高くなります。

別にイケメンじゃなくても、努力でどうにかなりそう。
この記事を読んでくださっているあなたには、もちろんすべての要素をコンプリートして頂きたいですが、特におすすめしたいのは“希少性のある自分の強み、武器”を持つことです。
“希少性のある自分の強み”は正しい定義がない分、競い合うライバルがいないので伸ばしたい気持ちがあればいくらでも伸ばせます。
“あなたの強みは何ですか??”と聞かれたときに、“私の強みはコレです!!”とハッキリ答えることができるくらいにしておきましょう。
“ん~、特に強みというものはないかな…。なんだろ??”と言っている人は要注意です。
というか、自分で認識していないだけで、全く特徴がない人はいません。
『横になれば布団がなくても2秒で寝れる。』
『TVゲームが三度の飯よりも好き過ぎてヤバイ。』
とかですね。
お客様が『ゲームといえば、ABC美容院の太郎さんだよねぇ…。あの人夜通しゲームしてるらしいよ。明日死ぬとしてもゲームし続けるんだって笑』と外で話してくれるほどイメージを定着させることができたら完璧です。
出来るだけお客様の印象に残るような言動を意識しましょう。
ゲームが好きであれば、ゲーム好きなお客様が指名して下さることもあるでしょ??
お客様との接点が増える可能性はありますよね。
お客様が美容師に求めているもの一例
お客様が担当者に求めているものを、他サイトより抜粋してみました。
・ 高い技術力 → 70名の方が担当者に求めている
・ 高い感性、センス → 55名の方が担当者に求めている
・ カリスマ性 → 30名の方が担当者に求めている
・ 細かい気遣い → 50名の方が担当者に求めている
・ 希少性のある自分の武器 → 55名の方が担当者に求めている
人気スタイリストになるために月間200名のお客様を集めなくてはならないとします。
“もちろん宣伝も必要になってくるが、自分自身では何を準備すればいいだろうか??”
そう考えたときに、“よし、じゃあ清潔感を持って、お客様への細かい気遣いを心がけていこう。あとは技術を高めるために毎日レッスンを10分多めに頑張ろう。”こういった風にイメージをするのがいいです。
そうして目標人数をクリアしていく度に『次はコレ!!』と必要なことをサロンワークに落とし込んでいくといいです。
一度自分に必要なものを紙に書き出して、一つ一つ体に叩き込んでいきましょう。
そして自分のスタイルを確立していきます。
そうすれば、お客様にとっての“替えの利かない専属スタイリスト”になることができます。
そしてここまで自分を磨くことができたら、仮に今の職場が倒産しても面接を受けるまでもなくサロン側からスカウトされることになるでしょう。
“やればやるほど自分の仕事に価値を生み出せる…”ここに美容師という仕事の楽しさがあります。
例えば、病院やクリニック、診療所で働く看護師という仕事。
看護師も医師と患者に挟まれながら、毎日朝から晩まで忙しく勤務されていますが、独自性を磨いてもなかなか給料に反映してもらいにくい職業です。
言葉が悪いですが、看護師は“仕事ができる人”も“仕事ができない人”も同じような月給になってしまいがちなんです。
(→ 美容師と看護師を給料など様々な角度で比較したら…【閲覧注意】)
せっかくこんなに可能性のある美容業界に飛び込んでこられるわけです。
人気美容師の年収を目指して、自分をドンドン磨いていきましょう。
今回は以上で終わります。
つたない文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。