困った美容師男

美容師の給料が少ないというのは本当⁇もしそうなら、少ない給料を上げていけるような解決策を教えてほしいです。

 
こういった疑問にお答えします。

 
✔本記事のテーマ

 

美容師の給料は少ない!現状と原因、そして対策を3分で暴露する

 
✔記事の信頼性

 
私は1人美容室を経営しており、現在月給100万円(サロンの月収50~70万円)をコンスタントに稼いでいます。
しかし、美容師になってからの20年間、何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
もちろん給料が少ない時期も経験しているので、経済的に苦しい技術者の気持ちもよく理解しています。

これまでに経験した失敗や、遠回りした実体験を生かしたアドバイスをします。

2018年 “予約を取りづらい地域一番サロン”を達成。
2020年度よりブログ発信活動継続中。

 
✔あなたへ前置きメッセージ

 
本記事は、美容師の給料が少ない理由と給料を上げるための解決策を知りたい方に向けて書いています。

 
この記事を読むことで…給料が少ない厳しい現状と“良い美容師ライフ”を歩むための働き方を知ることができます。

 
美容師は待遇がとても悪い職業です。
繁盛サロンで働いても給料が少ないのです。
その理由をあなたは知っていますか?
まずはそれを知らなければ、少ない給料を上げるための対策を打つことができません。
特に経営者の方には耳の痛い話になるかもですが、客観的に自分と自分のサロンを内観してみましょう。

 

 

美容師の給料手取り額は少ない。平均年収まさかの280万円

 
美容師の給料手取り額は少ない。平均年収まさかの280万円

 
美容師の給料は少ない…。

 
悲しいですが現実であり真実です。

 
美容師の平均年収は280万円であるという厳しいデータも出ています。

 

困った美容師男

思ってたよりも相当少ないね…。

 
1990年代からの“カリスマ美容師ブーム”を考えると、悲しいくらいに業界の勢いが落ちてしまった感があります。

 

困った美容師女

カリスマ美容師ブームの時代にはとても華やかなイメージがありましたよね。

 
そうですね。

 
それが今や、

 

✔ 労働時間長い
✔ 休日が少ない
✔ 給料少ない

 
といったイメージを持たれてしまうほどになってしまいました。

 
では、キャリアを重ねると“給料が少ない”といったネガティブな現状から抜け出すことができるのでしょうか?

 
結論から申しますと、フリーランスになるか独立して自分のサロン(会社)を持たない限りは、“給料が少ない”といったネガティブな現状から抜け出すことは相当厳しいです。

 
(→ 40代美容師の年収は372万円。結婚、老後について考察する)

 
以下より詳しく解説していきます。

 

美容師の給料が少ないという現状

 
美容師の給料が少ないという現状

 
どれくらい“給料が少ない”といったネガティブな現状から抜け出すことが厳しいのかを状況別で分析していきます。

 
私の経験談からの話になりますので、環境や状況によって多少の誤差があるかもしれませんが、その点はご了承ください。

 
アシスタント時代の給料については以下の通り。

 

固定給 14万円
皆勤手当 5000円
社会保険 未加入
総支給額 約14万5000円 手取り額 約13万円

 
この少ない給料から、仕事やレッスンで使用する道具を購入したり、講習会に参加したりするので、まぁ手元にはお金が残るはずもありません。

 
私は実家で両親と暮らしていたので、衣食住に困ることはありませんでしたが、一人暮らしの従業員は生きていくだけでもツライ…。

 
男性スタッフの半分くらいは、半年ほどで退職したり他の職業に転職したりしました。

 
ただ、アシスタントのうちはまだこの最低ラインの給料額が担保されているからいいんですよ。

 
スタイリストになると給料は歩合給という形になります。

 
私がスタイリストになったばかりのころは、当然指名客を持っていないわけですから、当然給料は少ないです。

 
忘れもしないスタイリストになってから2回目の給料日、アシスタント時代の給料を下回ってしまいました。

 
悲しい思い出をつづった記事はコチラ。

 
(→ 美容師給料明細を糧に一皮むけるマインドセットはコレ【超有料級】)

 
でもこれって多くのスタイリストが経験しているんじゃないかなって思います。

 
スタイリストの主な給与体系は次の3つ。

 

✔ 固定給
✔ 固定給+歩合給
✔ 完全歩合給

 
しかし、一般的な雇われスタイリストであれば、【固定給】か【固定給+歩合給】のどちらかのパターンがほとんどです。

 
それをふまえて話を進めます。

 
以下はスタイリストの給料の現状について調査した結果です。

 

固定給 18万円
歩合給 技術売り上げの5%
皆勤手当 5000円
社会保険 未加入
総支給額 約21万円~25万円 手取り額 約20万円

 
こんな感じです。

 
ちなみに美容業界でボーナスという概念はないと思っていた方がいいです。

 
(→ 美容師にボーナスはあるのか?ないけども高い給料が稼げます【朗報】)

 
最近では、少ない額でも出すサロンが増えているようですが、サラリーマンや公務員などが貰うような感覚の額ではないことがほとんどす。

 

困った美容師女

う~ん。ボーナスがないのは、モチベーションの維持をしていくうえでもキビシイわね。

 
その点でお話しすると、朗報があります。

 
ボーナス(賞与)という形ではないのですが、手当という形で給料に報酬を足すサロンが増えてきているようです。

 
この辺は、一般の企業にはないような面白い試みですね。

 
詳しくは別記事にまとめているのでご覧ください。

 
(→ 美容師の給料を手当で爆上げる時代キタ~!!【知らずは損】)

 

美容師の給料が少ない原因

 
美容師の給料が少ない原因

 

疑問美容師男

でもさ、なんで給料ってこんなにも少ないんだろうね。拘束時間も長いし休日も少ないのに…。

 
この質問の結論を先に言ってしまうと。

 
サロンに残るお金が少ないからです。

 

疑問美容師女

お客が少ない美容室ならそれも分かるけど、繁盛している美容室で働いている美容師さんも給料少ないみたい。それはなぜ?

 
とてもいい質問ですね。

 

表参道の美容室で働いたとしても美容師の年収が上がらない理由

 
表参道の美容室で働いたとしても美容師の年収が上がらない理由

 
繁盛している美容室で働いても給料が少ない…。これも結論を言ってしまうと、

 
余計なところにお金をどんどん流してしまっているから

 
です。

 
特に集客のための広告宣伝費を指します。

 
健全なサロン経営をやっていこうと考えたら、広告宣伝費は売り上げに対しての10~15%で抑えることとされています。

 
(→ 美容師の給料が安すぎる理由がサロンの無駄遣いだと言った根拠)

 
しかし、サロンが増えて競争が激化し、お客様を奪い合う状況が生まれてしまい、それに乗じて多額の広告宣伝費を入れる経営者が増えたのです。

 
そういったサロンの広告宣伝費は、“売り上げの25%”を超える場合もあると言われています。

 
そして多額の広告宣伝費をかけるだけでなく、メニューの割引までしちゃうから大変です。

 

困った美容師男

すごく忙しいのに、まったく売り上げが上がらないという状況になっちゃうね。

 
そうです。

 
この様な悪循環に陥ってしまうと、どうしても従業員にしわ寄せがいってしまうのです。

 
表参道の美容室で働いたとしても給料が少ないのは、こういったことからイメージできるかと思います。

 
(→ 表参道美容師の年収は360万!数字だけ見たら思わぬ落とし穴…)

 

給料が安い美容師がすべき対策

 
給料が安い美容師がすべき対策

 
給料が少ない状況を打破しようと考えたときに、あなたがすべき対策は、大きく分けると次の2通り。

 

✔ サロンの売上げを上げていく
✔ 個人の収入を上げていく

 
順番に解説していきます。

 

美容師給料明細を見て幸せになりたい?サロンが潤えば即解決【年収高い店長の思考はコレ】

 
美容師給料明細を見て幸せになりたい?サロンが潤えば即解決【年収高い店長の思考はコレ】

 
当然イメージできると思いますが、サロンにどんどんお金が残っていくような状況になっていけば、必然と従業員の少ない給料も増えていきます。

 

疑問美容師女

サロンにお金が残る状況というのは、どういった状況のことを指すのかしら?

 
そういった場合、従業員一人当たりがひと月で生み出せる生産性で考えるとイメージしやすいです。

 
例えばスタイリスト2人、アシスタント2人の合計4人で経営している美容室があるとします。

 
そしてその美容室の1か月間の売上げが200万円だったとしましょう。

 
そうすると、従業員一人当たりがひと月で生み出せる売上は…

 

200万円 ÷ 4人 = 50万円

 
という事になります。
これを生産性と呼びます。

 
そしてどれくらいの生産性を目標にしたらいいかというと、最低でも50~60万円です。

 
一応生産性の目安も一緒にお伝えしておきます。

 

生産性40万円以下・・・利益残らない、従業員の給料を払えば経営者の給料はない状態
生産性40万円~49万円・・・赤字傾向
生産性50万円~59万円・・・少し利益が出る(客数確保)
生産性60万円~69万円・・・黒字傾向
生産性80万円以上・・・サロンの経営体力が相当向上する
生産性100万円以上・・・ 超黒字 スタッフの不満が出始める 退職者続出

 
生産性別での解決方法などを、より詳しく知りたい方は、別記事にまとめてみたのでそちらをご覧ください。

 
(→ 美容師売り上げ60万の生産性を目指すべき【全技術者に告ぐ】)

 
お店全体で生産性を上げるためには言うまでもなく、個人の技術力アップが必要です。

 
シャンプーやカラー、カットなどの施術練習をしてお客様の来店に備える意識を持ちましょう。

 

美容師の少ない給料を副業で得た副収入で補填する【年収600万も余裕】

 
美容師の少ない給料を副業で得た副収入で補填する【年収600万も余裕】

 
美容師が少ない給料を増やそうと考えたら、まずは職場の売上げを上げるという考え方が正しいです。

 
しかし、サロンの少ない売上げを上げていこうと考えたら、中長期的な施策が必要で結果がすぐに伴うものではありません。
そして、

 

✔ オーナーの経営理念
✔ 仲間同士の協力体制

 
など、さまざまな外的要因が複雑に絡んできますので、思うとおりに進めるのは至難の業です。

 
精神的にも相当な負荷がかかります。

 
そういった場合は、サロンワークとは別に副業をすることをおすすめします。

 
(※もちろんサロンワークを一生懸命に行って頂くという前提でのお話です。)

 
2019年には、約2~3割の美容師が何かしらの副業を始めているというデータがあり、2020年はさらに副業を兼業している美容師が増えています。

 

困った美容師男

でもサロンワークしながら別の仕事で収入を得るなんて、少しだけ罪悪感があるな…。

 
私も当時全く同じことを考えていました。

 
現在サロン経営者として働いていて、当時とは状況が全く違うのですが、今だからはっきり言えることがあります。

 
それは、

経営者は何よりも従業員のことを一番大切に考えている

 
という事。

 

副業をすることで従業員の生活が少しでも豊かになる。
新しいスキルを身に着けることで従業員の人生が豊かになる。

 
従業員のことを大切に考える経営者が、怒る理由がありません。

 
仮に副業をしていると聞いて、怒る経営者がいたとしたら、副業をすることで本業のサロンワークをないがしろにしていた時でしょう。

 
それは、誰でも怒ります。

 
あなたを求めてきたお客様に対して、一生懸命応えようとしていないという事ですから。

 
なので副業をするなら、本業にもさらに熱量を投下する覚悟を持つことが必要でしょう。

 
私がアシスタントだったときに、お客様にこう言われたことがあります。

 

お客様Aさん

美容室から帰って1か月間は幸せな気分になれるんよ。美容師はお客さんを幸せにする天使のお仕事やね。

 
伸びた髪を、すっきりとカットしてもらうだけでも、お客様は気持ちよく幸せな気分になることができます。

 
お客様は幸せになるために美容室に来るんだと思うんです。

 
だから常に120%の力でサロンワークに向き合わないといけない。

 
そしてお客様に幸せを与えるためには、まずあなた自身が幸せじゃないといけません。

 
不幸せな人が人を幸せにするなんて、どう考えても無理に決まってるんですから。

 
そのために副業が必要なのであれば、ためらわず行動していくことです。

 
副業には開業する際につきまとうリスクのようなものや、年齢による有利不利といったものがありません。
店舗店長が持つ、“求人”や“売上”についての悩みといったものもありません。

 
あなたなりの“ベストな美容師の働き方”を模索して、一日でも早くサクッと会社員の月収を超えてきましょう。

 
(→ 美容師が副業で給料を上げるならコレ【推奨11選】)

 
今回は以上で終わります。

 
つたない文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。